いわさきちひろ美術館は東京の練馬区と長野県の安曇野にあります。いつも行きたい行きたいと思いながら行けていないところです。それで、ブログ上に小さなちひろ画廊を作って私の思い出深いお気に入りのちひろの絵本やカードを並べてみました。
まずは、いわさきちひろさんの紹介から。
- 生年月日:1918年12月15日
- 出身地:武生市
- 死没:1974年8月8日 (55歳)
いわさき ちひろは、子供の水彩画に代表される日本の画家・絵本作家である。福井県武生市生まれ。左利き。 常に「子どもの幸せと平和」をテーマとした。
ちひろは10代で画家を志しますがのぞまない結婚で中国の大連に渡ります。夫の自死で帰国。27歳の時、画家になる決心をして上京、苦労を重ねながら最愛の夫を得て、母となり、子供への想いを作品に残していくのです。彼女の人生は絵があらわすような幸福で恵まれたものではなかったことはいろいろな資料で知っていました。
誰もが知っている絵、無垢で可憐な子供の姿を描いた絵本画家いわさきちひろには波乱の生涯がありました。
アフィリやってませんというかできないというのが本当のところです。
雨の日に留守番をする幼い少女の目にうつるイメージが、繊細な水彩画と簡潔なことばによって、鮮やかにとらえられています。
私が一番好きな作品です。雨の日に女の子が一人でお留守番をしているお話。少女の独り言のような感じで物語が進んでいきます。色合いからも少女の心細さが伝わってきます。お母さんが帰ってきて抱きついて少女がホッとした気持ちになったところが暖かい色で表現されています。
赤ちゃんが生まれた、お姉さんになったー「可愛いなあ、でもお母さんをとられちゃうなあ、でもお姉さんにならなくて」はと揺れ動く幼い主人公の心が、描かれています。
この表紙は赤ちゃんの帽子が多分レースのような薄い布の素材だと思うのですがその繊細さを水彩でここまで描けるのかと驚きます。
フランス映画の原作。
兄弟がいない、犬も猫も飼ってはいけないと言われてる男の子。
ある日、その子は赤い風船と出逢い、友達になる物語り。
ちひろの色彩あふれる花の絵。 自然の素晴らしさに感動して描いた色彩豊かな花を中心に1冊の画集としてまとめてあります。本当に色彩がきれいで濃淡をつけることにより美しくかわいらしく描いています。
雪の日生まれのちいちゃんが、お誕生日にほしかったのは…。
生まれてきたことを、改めて祝福してもらえる誕生日。
そのうれしさが伝わってきます。
アンデルセンの名作をいわさきちひろの絵で。
子どものいない奥さんが魔法使いにたのむと、花の中から親指くらいの女の子が生まれました。かわいがられたおやゆびひめは、ある晩カエルにさらわれて……。
赤いダンス靴をはいて教会へいった少女がたどる哀しくふしぎな運命。アンデルセン童話の幻想性豊かな世界が、美しく描かれています。
いわさきちひろの、あの穏やかな包み込んでくれるようなそんな子どもたちの絵とは、ちょっと違います。ときに子供たちは鋭いまなざしをしています。
そこには言い知れぬ「怒り」と「哀しさ」が、表れています。悲しいけれど優しい本です。
いわさきちひろ自身が描いた絵本は書かれている言葉はわずかで、絵だけで、色で、濃淡で言おうとすることが伝えてきます。こころが暖かくなる色、元気になる色、優しい色、悲しくなる色、せつなくなる色。色が語り、絵が語ります。いわさきちひろ自身もそれを目指したといいます。子供への温かいまなざし、やさしさ、そして繊細さが広がっている世界です。
その他
「君は、ほんとうは、いい子なんだよ。」小林先生のこの言葉は、トットちゃん(黒柳徹子)の心の中に、大いなる自信をあたえてくれました。
黒柳徹子が子ども時代をつづった『窓ぎわのトットちゃん』は、国内で760万部を超える戦後最大のベストセラーとなりました。現在では、いわさきちひろの絵とともに世界35カ国以上で愛されています。
ポストカードやグリーティングカードもたくさんあります。
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