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大荒れゴメに来日初代打…虎将、7連続Kに堪忍袋の緒切れた

大荒れゴメに来日初代打…虎将、7連続Kに堪忍袋の緒切れた

二回、千賀の前に、空振り三振を喫したゴメス。明らかなボール球に手を出していた

二回、千賀の前に、空振り三振を喫したゴメス。明らかなボール球に手を出していた【拡大】

 ネクストバッターズサークルに、ゴメスの姿はなかった。俊介が素振りを始めると、聖地にどよめきが起きた。1点を追う七回一死。俊介と入れ替わる形で狩野が打席へ。代打を告げた金本監督の我慢も限界だった。

 「当たる気しないでしょ。本人もどうしていいのかパニクっているところもある」

 来日3年目にして初めての代打。しかも、ソロを放てば同点の場面だ。チーム最多の13本塁打を放っている助っ人からすれば、屈辱以外の何ものでもなかった。

 先発・千賀の土煙を上げるボール球にすら、バットが空を切る。2打席で6スイング中、バットに当てたのはファウルの1度だけ。四回二死走者なしの第2打席は、すべて外角低めにボール球を投げられ、手を出す始末。最後はワンバウンドのフォークに、投手方向に動きながらスイングする迷走ぶりだった。

 自己ワーストの7打席連続三振を喫すると、自らにブチ切れた。地面を蹴りながら引き揚げ、ベンチ内でバットを激しく叩きつけた。五回の守備につく際も怒りは収まっておらず、西岡になだめられるほど。再び冷静に打席に立てる状態ではなかった。

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  • 7打席連続三振に倒れ、ベンチで荒れるゴメス。来日初の代打を送られた(撮影・山田喜貴)
  • 四回、千賀の前に、2打席連続の空振り三振を喫したゴメス。明らかなボール球に手を出していた
  • ゴメスに代打・狩野(右)を告げる金本監督(左)。我慢の限界だった
  • 2回、三振に倒れた阪神・ゴメス=甲子園球場(撮影・永田直也)
  • 7回、代打を告げられベンチ裏に引き上げる阪神・ゴメス=甲子園球場(撮影・山田喜貴)
  • 2回、ソフトバンク・内川のサードゴロで好守を見せる阪神・北條=甲子園球場(撮影・永田直也)
  • 1回、併殺打に倒れる阪神・西岡=甲子園球場(撮影・永田直也)
  • 1回、先発する阪神・メッセンジャー=甲子園球場(撮影・永田直也)
  • 3回、ソフトバンク・今宮のスクイズの打球を阪神・メッセンジャーが本塁へグラブトスするも悪送球。捕手は岡崎=甲子園球場(撮影・山田喜貴)
  • 5回、安打を放つ阪神・伊藤隼=甲子園球場(撮影・永田直也)
  • 2回、三振に倒れる阪神・福留=甲子園球場(撮影・山田喜貴)
  • 6回攻撃前、円陣を終えベンチに戻る阪神・金本監督=甲子園球場(撮影・永田直也)
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