容疑者は現場近くに住む52歳
【ロンドン矢野純一】英中部バーストールで労働党の女性下院議員、ジョー・コックス氏(41)が射殺された事件で、地元警察は18日、逮捕した男を現場近くに住むトーマス・メア容疑者(52)と明らかにし、殺人などの罪で訴追した。
メア容疑者は同日、治安裁判所に出廷。ロイター通信によると、人定尋問で「私の名前は『裏切り者に死を、英国に自由を』だ」と述べた。裁判官は精神鑑定の必要性を指摘。警察当局はメア容疑者と極右団体との関係についても慎重に捜査している。
一方、英紙タイムズ(電子版)は同日、国民投票に関する社説で残留支持を表明した。