女性殺害事件で大規模抗議集会開催へ 那覇

女性殺害事件で大規模抗議集会開催へ 那覇
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沖縄県で20歳の女性が殺害され、アメリカ軍の軍属の男が逮捕された事件を受け、女性を追悼し、沖縄からの海兵隊の撤退などを訴える大規模な抗議集会が19日午後、翁長知事を支える県議会与党会派などの主催で那覇市で開かれます。
沖縄県ではことし4月、20歳の女性を殺害したなどとして、アメリカ海兵隊の元隊員で嘉手納基地で働く軍属の男が逮捕されました。
19日の集会は、沖縄県議会与党会派の社民党、共産党、地域政党の沖縄社会大衆党、それに市民グループなどで作る団体が主催し、午後2時から那覇市で開かれます。
集会には沖縄県の翁長知事のほか、趣旨に賛同する県内の市町村長が出席する予定で、被害者の女性を追悼するほか、「繰り返されるアメリカ軍人や軍属による事件や事故に対し、県民の怒りと悲しみは限界を超えた」などとして、沖縄からの海兵隊の撤退や県内移設によらない普天間基地の閉鎖・撤去などを盛り込んだ決議を行う予定です。
この集会を巡っては、沖縄県議会の会派のうち、自民党と公明党が主張の分かれる政治テーマを掲げるのではなく、被害者の追悼や事件への抗議に絞って開催すべきだなどとして参加せず、おおさか維新の会も超党派の開催にならなかったことを理由に参加を見送っています。