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渋谷川底を仰ぐ駅地下東口広場 建設現場を公開

広大な空間が広がる渋谷駅地下部分

乗り換えがスムーズに

 東急電鉄は延べ床面積は1600平方メートルの「地下東口広場」を公開した。JRや東京メトロ銀座線、京王井の頭線といった地上駅と、東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線などの地下駅との乗り換えをスムーズにする計画だ。

 東口広場は、渋谷駅全体の利用者の流れが改善されることを見込まれ、地下を流れる渋谷川を160メートルにわたって東へ最大約40メートル移す工事も行われた。地下13メートルの東口広場の工事現場に降りると、頭上に川底のコンクリートを仰ぐ不思議な光景が広がっていた。東口広場は19年度の完成を目指している。

地下24mの貯留槽で「谷」を守る

 また東急は、渋谷駅地下25メートルで建設を進めている貯留槽の工事現場も公開した。貯留槽は25メートルプール8個分にあたる約4000トンの雨水をためることができる巨大な施設で、1時間に75ミリを超える非常に激しい雨が降ると、駅周辺の六つのマンホールから雨水を取り込む。2020年ごろの完成を目指している。

 周辺地域よりも低く「すり鉢状」になっている渋谷駅周辺は、ゲリラ豪雨など大雨の際の被害が懸念されていた。貯留槽が完成すれば、大雨の際に周辺から流れ込んだ雨を一時的に貯留槽にため、天候が回復した後に下水に流しこむことができる。【永井大介】

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