こんにちは、Shinです。ぼくは、若いうちは一生懸命働いたほうがいいと考えています。(全員に強制しているわけではありません。また、部下や同僚に強制することもしません。)
どうしても辛いときは逃げたほうがいいと思いますが、何とか耐えられる負荷であればそれは喜んで引き受け、自らの糧にすべきというのがぼくの意見です。感覚値ですが、30代、40代になって楽しそうに仕事をしている人の95%以上は、20代のときに泥水を啜りまくっているのではないかと。
一生懸命仕事に打ち込むことは悪ではない
仕事は基本的に辛いものです。その辛さから逃げて、自分の好きなことだけをやり続ける20代を送るのもいいでしょう。ですが、ぼくはあえて「せめて20代の間は、一生懸命仕事に打ち込むこと」を推奨したいのです。
なぜか。仕事に一生懸命打ち込んでいると、いろいろなことが身体でわかってくるからです。
- どういうふうに効率化すればいいのか
- 人と適切なコミュニケーションをするには何が必要なのか
- ちゃんと成果を出す人とそうでない人の違いは何か
- 組織の力学とは何か
- ロジックとエモーションの狭間をどう突いていくか
- 本当に必要となるスキルとは何か
- 優秀なのに上にいけない人の特徴とは何か
- 自分の欠点とは何か、長所とは何か
- 人を育てるとはどういうことか
まだまだぼくは勉強途中ですが、入社1年目のときと比べると、こういうことがだいぶわかってきた感覚があります。(もちろん、まだまだひよこですが・・・)
人を人とも思わないブラック企業が跋扈しているせいで、働くことの価値が異常に低く評価されてしまっています。低い給料で社員を奴隷のように扱い、ズタボロにするような企業は滅びれば良いと心から思いますが、そのせいで「一生懸命働く = 悪」という図式が蔓延るのもどうかな、と。
しっかりと仕事の目的を認識し、自分の手でお客様への価値を創出し、日々多くのことを学ぶ。そうできるのならば、一生懸命働くことはそう悪いことではないとぼくは思うのです。本を読むだけでは決して身に着かないさまざまなことを仕事で学ぶ、それはとても素晴らしいことではないでしょうか。
とはいえ、一生懸命働くことはなかなか辛いものです。「どうせなら遊びたい!」と思ってしまうのは、20代の性ですからね。ですが、ここで仕事に手を抜いてダラダラ遊んでいた人と、できないなりに一生懸命打ち込み続けた人とでは、30代以降に大きな差がでるのではないでしょうか。
なので、ぼくはできる限り遊びたい欲求を抑え、仕事に邁進できるような環境を整えようと努力しています。下記で、そのためにしてきたことをご紹介しようかと。
会社の近くに住む
まずは絶対的にこれ。会社の近くに住むことです。
仕事を一生懸命するためには、心も身体も健康に保っていることが第一条件。そのためには、通勤のストレスを可能な限り減らし、かつ睡眠もしっかり取ることが大事になってきます。
いくら家賃が安いからといって、通勤に片道2時間かかるところに住んでいたら、できる仕事もできません。単純計算で毎日4時間のロスになるわけです。「電車の中で仕事すれば良いじゃん」という方もいるかもしれませんが、それは残念ながらムリです。いくら座れたとしても、がたがた揺れる電車の中での仕事効率は圧倒的に低い。
最善なのは、会社の徒歩圏内に住むこと。そうすれば、終電も気にせず仕事ができますし、つかれたら朝8時過ぎまで寝ることもできます。長時間元気いっぱい働けるという意味で、会社の近くに住むのは非常にオススメです。
土日のどちらかは仕事(もしくは関連する勉強)に充てる
ふざけるんじゃねえという罵声が画面の向こう側から聞こえてきそうで怖いですが、敢えて。
土日は非常に自由な時間です。この時間をどのように使うか、それはもちろんぼくたちの自由です。ぼくは、この時間を仕事もしくは仕事に関連する勉強に使うことをオススメします。
他の人も、平日は一生懸命仕事をしています。もしあなたが飛びぬけて優秀で、他の人の数倍の生産性で仕事をこなしていけるのであれば、ただそれだけで差をつけることができます。しかし、ほとんどの人はそんなスーパーマンではありません。
ぼくの場合、平日一生懸命仕事をしても、学べることは他の人たちと同じ。それで抜きん出ることはできません。それがわかった時点で、ぼくには「土日のどちらかを仕事に充てる」という選択肢しか残されていませんでした。
他の人がやっていないときに、残作業をしたり来週の前倒しをしたり、関連する知識をあさってフリーシートを充実させたり、内部用のトレーニング資料を作成したり、そういうことをするようにしました。
※フリーシートについては、下記で詳しく説明しています。
そんなことは業務時間内にやれという指摘はもちろんなのですが、いくら頑張ってもぼくは他の人と同じもしくはそれより下レベルしかこなすことができなかった。だから、ほとんどの人が遊んでいる土日のどちらかを仕事に充てることにしたのです。
ただ、土日両方とも仕事をすると気分も滅入ってきますし視野も狭まります。一日は奥さんとデートしたり友達と飲みにいったり、カフェでラノベを読んだりしてリフレッシュします。
「憧れ」を持てる仕事をする
もし「こんな仕事やるんじゃなかった」「最低の仕事だ」と思いながらやっているとしたら、仕事を変えるか自分の心持ちを変えるか、どちらかにすることをおすすめします。イヤな仕事を長時間やるととても疲れますし、心にも大きなダメージを残します。
そうではなく、「この仕事ができて本当によかった!」「もっとできるようになれば、こんなこともできるかもしれない!」と思える仕事をしてください。そのような気持ちがあれば、朝から晩まで働き続けることも苦ではないですし、精神的にもとてもヘルシーな状態を保つことができます。
とはいえ、いきなり憧れの職に就くのは難しいでしょう。なので、職自体を変えるというよりも、仕事に対する自分の考え方を変えるほうが速いのではないかとぼくは考えています。
参考記事は下記です。
最後に:ブラック企業の幻想を打ち破れ
ワタミに代表されるブラック企業により、「働くこと」の価値が減衰していることは非常に残念です。本来は、仕事は他の人に価値を提供し、自分にとってもいろいろ学べる素晴らしいものであるはずなのです。だからこそ、人類が始まってから今まで、この営みがずっと続いているのだと考えています。
不当に搾取するブラック企業のためではなく、何よりも自分のために、一生懸命働いてみませんか。
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