放送大学　死生学入門(’14)

ラジオ放送

単位認定試験
平成26年度1学期　平均点88.5点
平成26年度2学期　平均点78.1点
2期平均　　83.3点

‐管理者からの受講評価‐
履修選択してよかったか　★★★★★
管理者視点の難易度　　　★★☆☆☆

講義概要
超高齢社会を迎え、人生の終わりを見つめこれに向かって歩んでいく時間は著しく長くなった。巨大な災害が一瞬にして数多くの人命を奪うありさまに直面したこともあって、「死」と隣り合わせの「生」についての人々の関心はこれまでになく高まっている。本科目では、不可避の宿命である「死」を人間がどのように受け止め、それをどのように「生」のあり方に反映しているかに注目し、さまざまな角度からこのテーマについて考える。執筆者一同の専門とする医療・看護領域を中心としつつ、はば広い文化領域を展望することを目ざしている。

授業の目標
「死」と「生」の意味づけはきわめて個人的なものである一方、社会的な背景や伝統の影響を強く受けている。本科目の履修を通じて受講者が「死」と「生」のそのような二面性を明確に意識し、社会の広がりと自己の内面とをバランス良く見渡しつつ、それぞれの死生観を育んでいくことを期待する。そうした作業に役立つ基礎知識と素材を提示し、考える機会を提供することが本科目の目標である。知識を習得すること以上に、考える姿勢を養うことを重視したい。

履修上の留意点
受講に先立つ予備知識は特に必要ないが、おのおのの関心に応じて広く関連事項を学んでいただきたい。自分自身の考えを明確にしていく主体性と共に、異なる立場や考え方に対して耳を傾ける謙虚な姿勢が、このテーマでは特に重要である。

引用　放送大学 授業科目案内 死生学入門（’14）

『死生学入門』(’14)のレポートです。

総合科目

「総合科目」とは、現代社会の総合的・複合的問題をテーマとして、各コースで修得した成果を生かしながら、
多く学問分野にわたる学識を統合する能力を養うことを目標とする科目です。
平成27年度、放送大学教養学部で開講している科目

• 安全・安心と地域マネジメント(’14)
• 社会福祉と権利擁護(’12)
• 色を探究する(’13)
• 証券市場と私たちの経済(’15)
• 途上国を考える(’14)
• 世界の中の日本(’15)
• 多様なキャリアを考える(’15)
• Political Economy of Japan（’10）
• 環境と社会（’09）
• エネルギーと社会（’11）
• 文学のエコロジー（’13）
• 社会の中の芸術（’10）
• 進化する情報社会(’15)
• 国際ボランティアの世紀（’14）
• 技術マネジメントの法システム（’14）
• 暮らしに役立つバイオサイエンス(’15)
• 死生学入門(’14)

卒業単位要件124単位中に4単位は、総合科目を履修しなければならない。
放送授業は２単位、面接授業は1単位
各コースの関連教科にするのか、興味がある分野にするのか、過去の単位認定試験の平均点から選ぶか、過去問が蓄積されている科目にすのか、放送大学では、すべて本人の決断です。
さあ、どうする？

死生学は新しい学問

「死生学」は、死生にまつわる多様な問題を幅広く扱います。
死の準備、命の教育、生の教育、死の教育などと関連し、一つの学問として確立しました。
死をめぐる問題を自身が第三者に伝える「闘病記」などは、ブログを開設などで誰もが発信者になることができる。
他者の死をめぐる葛藤にふれること、身近に浸透しています。

死の葛藤

身近なひとが大切な人を失った時には、どのようによりそうだろう。
自らの死を受容していくことはできるのか。
マスメディアが第三者の「死」について、報道しているが、個人、社会にどのような影響を及ぼすのか。
死の葛藤をめぐる「こころ」を時間をとって学びませんか。

死と生について関連映画

映画『おくりびと』2009年に、遺体を清めて棺に納める納棺師が主人公の映画が公開されました。
大ヒット作品であり、鑑賞された方は、その時、死について考えたのではないでしょうか。
まずは、自らの「死生観」探求へ

『死生学入門』人気科目？

ＷＥＢ検索などでは、‐評価がとてもいい‐
なぜ、この科目を選択したのかは、十人十色です
自らのガン告知
家族のターミナルケア
馴染みがない学問なので選択

人は『死』について関心がある
総合科目の選択でお悩みでしたら『死生学入門』を推します。

管理人がテキストにマーカーしたキーワード15選の中からの質問コーナー

問題：「環状島」理論と、特に関連ある記述の番号を選んで下さい。

1. １人称の死
2. 外斜面
3. ３人称の死
4. 偶発自殺
5. 緩和ケア
6. インフォームド・コンセント
7. グリーフ・ケア
8. ストレス関連成長
9. エビデンス
10. ナラティブ
11. サバイバーズ・ギルド
12. ソーシャル・キャピタル
13. ヘルシンキ宣言
14. サクセスフル・エイジング
15. リビング・ウィル

わかるかなー？　すべてのキーワードをイメージし内容を記述できるかた賢いね。「….」
管理者は記述が苦手です。

※次回の放送授業カテゴリーにて正答番号公表。 次回は、『心理学史』放送授業です。
答えは、文末にあります。　『心理学史』放送授業へジャンプ

前回『教育史入門』の問題
ホーレン・マン（Mann,H.,1796-1859）と、特に関連ある記述の番号を選んで下さい。
答え5.「学校を一つ作れば牢獄が一つ閉鎖される」

参考文献

（編著者）石丸晶彦（2014）『死生学入門』財団法人　放送大学教育振興会
死生学入門 (放送大学教材)