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【衝撃事件の核心】ヘイト法施行で対立は激化、通行人に危険も? 差別発言自粛も、対立グループが大勢で取り囲み…

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【衝撃事件の核心】
ヘイト法施行で対立は激化、通行人に危険も? 差別発言自粛も、対立グループが大勢で取り囲み…

渋谷でも反対グループが道路に座り込んでデモ側とにらみあいとなり、DJポリスが沈静化を呼び掛けた=5日午後3時半、東京・渋谷(伴龍二撮影) 渋谷でも反対グループが道路に座り込んでデモ側とにらみあいとなり、DJポリスが沈静化を呼び掛けた=5日午後3時半、東京・渋谷(伴龍二撮影)

 こうした中、一部のグループは21年末ごろから、新宿駅周辺で排外主義を掲げるデモなどを始め、25年1月からは新宿・大久保地区の在日コリアンが集まる「コリアンタウン」周辺で過激な発言を伴うデモや威迫を行うようになった。

 同時期に登場したのが、対抗行動を行う反右派勢力だった。右派系市民グループのデモに対抗し「衝突」は都内各地に拡散。全国に広がって過激化をたどり、暴行などによる検挙も相次いだ。

 「これまでもそれぞれに説明を尽くし、協力を求めてきた。だが、現状は理解を得られているとはいえない」。警察関係者は話す。「極左を排除しろ」「レイシストを守るな」。デモの警備を担当する警察は双方から激しいクレームを受けながら、通行人など周囲の安全も確保する難しい対応を強いられている。

 「法律施行の影響は未知数だ。われわれはあくまでも中立に、違法行為に厳正対処する立場は同じ。今後も安全確保を徹底する」。警察幹部は厳しい表情で語った。

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