スキレッットも使いこなしていくうちにこなれてくると
こげつきも無くなり、しっかりと黒光りした、いい色に仕上がってきますね。
こうなってくると焦付きの心配もそれほど無くなり
煮物にも転用できます。深さの必要なものは、高さの問題で
やはり不向きですが、逆にその浅い特徴を生かした煮物を作りました。煮物と言っていいのか判りませんが。
簡単野菜たっぷり鶏の親子煮
材料
小松菜
人参
卵2個
鶏モモ肉
ごま油少々
人参は千切り・小松菜は細切れにします。
今回は人参2分の1本
小松菜1株を使用しています。
スキレットに軽くごま油を入れて、30秒ほど炒めます。
火は弱火で構いません。熱し過ぎないようにしてごま油が人参と小松菜
全体に絡まるくらいの短時間でOK
鶏モモ肉は、斜めに2センチほどの削ぎ切りをします。
縦に包丁を入れると厚さにバラツキが出ますので出来るだけ
斜めに入れて均一の厚さに仕上げる努力をしてください。
合わせて火が入りやすいようにあまり厚くしないことがポイント。かと言って薄すぎると硬くなるので約一センチと表現しておきます。
先ほどの野菜の中へ削ぎ切りした鶏肉を入れ、鶏肉がほんのり白く変色するくらい
炒めます。火は弱火から最後まで変更しません。
白くなった頃を見測り、水を50CC 本つゆを50CC入れます。
正確に測る必要はありません。同量で入れてください。
ただし水が少ないとふんわり仕上がらないので最低50CC以上は
入れてください。
本つゆを入れたら蓋をして約3分。弱火で放置します。
肉の厚さにより加減しますが
あまり火が強いと鶏肉が硬くなるので先ほどの切り方なら
3分もあれば充分です。
その間、卵を2個、溶きほぐしますが、しっかり黄味と白身を混ぜないように
やや、やり残した感ある程度で混ぜます。
3分後、蓋を開けてほぐした溶き卵を流し込みます。
再び蓋をして30秒、そして火を消して1分以上の
放置。じんわりと卵に火が入れば成功です。
ところどころに完全に火が入らないところがあるのがベストな状態。
ふっくらと炊き上げるように余熱で卵に火を入れるのが美味しい出来栄えに
なりますね。
召し上がる直前に「桃屋のさあさあ生七味とうがらし山椒はピリリ結構なお味」
をかけて仕上げます。なければ七味でもOK
やや歯ごたえの残る、人参と小松菜。
本つゆが、鶏の出汁と絡まり甘くてピリッとした辛さが
まろやかな卵と鶏肉の食感、それぞれが相性よく口の中でひろがります。
このままご飯にのせれば親子丼でしょう。
それもいいかもしれません。
おすすめはスキレットを使うなら、別仕立てで食します。
最後までホクホクの状態で食べる親子煮だからです。
至福のひと時。
スキレットで作れる料理は幅広いですね。