2016年6月17日、環球時報によると、韓国で行われた世論調査の結果、韓国人の7割が「大統領の再任不可」と定めている憲法を改正することに賛成していることがわかった。
韓国では1987年に定められた現行憲法で、大統領の任期は5年で再任は不可と定められているが、調査の結果、69.8%が憲法改正を支持した。反対は12.5%だった。
聯合ニュースによると、野党・共に民主党の元代表で国会事務総長の禹潤根(ウ・ユングン)氏は16日、国会に改憲特別委員会を設置することを提案。与党・セヌリ党は朴槿恵(パク・クネ)大統領の政権運営に影響が出ることを恐れて「時期尚早」との立場を示しているが、野党は賛成の立場だ。
韓国では、新政権が発足すると過去の政策の全面的な見直しが行われるが、それに伴う政策や人事の変更で混乱が生じることへの批判の声があがっていた。そのため、これまでにも「大統領の再任不可」を定めた憲法の改定が議論されてきたが、さまざまな理由から実現には至っていない。(翻訳・編集/北田)