17日、ある外国メディアが「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が自爆テロで死亡した」と報じたが、韓国政府は直ちに「事実ではない」と発表した。当該メディアは実体がはっきりせず、このところ「誤報」を量産し続けてきたという。「イースト・アジア・トリビューン」という英文メディアは17日、ホームページに「北朝鮮の指導者・金正恩が明白な自爆テロで死亡」というタイトルの記事を載せた。金正恩委員長が16日午後2時、平壌の普通江区域で開かれた新築ビルの行事に出席した際、ある女性が敢行した爆弾テロのため死亡したという内容だった。このニュースについて、韓国国防部(省に相当、以下同じ)の関係者は「信ぴょう性は高くないと情報当局では把握している。金正恩委員長は生きていると推定される」と語った。また統一部も関連報道を否定した。金正恩委員長が爆弾テロで死亡したというデマが流れたことにより、韓国の株式市場では17日午前、防衛産業関連の株価が急激に上がり、ドルに対するウォンの相場も下がった。