映画の歩き方: 台湾 『あの頃、君を追いかけた』ロケ地探訪編(後) -連載74回目-
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映画の歩き方: 台湾 『あの頃、君を追いかけた』ロケ地探訪編(後) -連載74回目-

2016-06-18 13:31
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★74回目は『あの頃、君を追いかけた』のロケ地へ 後編
「君に詫びる為に書いたつもりだったが、ちょっとメッセージが変わった
台湾映画のヒット作。いくつか本作のロケ地探訪の記録を読みましたが彰化・平渓両方へ行っている人は珍しいのではないか。

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▼前編はこちら
f:id:kiyasu:20160610235709j:plain  あの頃、君を追いかけた(那些年,我們一起追的女孩) 台湾映画OST (韓国版)

▼第074号
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映画の歩き方®
台湾 『あの頃、君を追いかけた編』ロケ地探訪 後編
KIYASUWALKER
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【07.これが青春の地だ!学校のロケ地にやってきた!】

この日は、人は まばらであった。前編の彰化駅からたどり着いた、精誠高級中學である。
しんどい人は、タクシーで向かいましょう。

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[You Are the Apple of My Eye]

■グラウンド
このグラウンドをヒロインは歩いていたのだ!結構、整備されたところですね。
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■旗を掲げるポール
校門を入ってすぐにロケ地を発見。写真の真ん中にあるのが旗を掲げるポール。ヒロインが映る場面で登場する。
▼映画のカメラを再現すると、こんな感じだった。

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■観戦台
ここは覚えている人多いのでは?印象的な観戦台はこちら。

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この場所に関わるアイテムを見つけた!
ジャン!
ホウキである。

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男女がイチャイチャとの観戦台でホウキを振るう場面があるのだが、同じ型のホウキが学校で使われていたのでお借りしてみた。映画の撮影時もホウキはこのロケ地で調達したのかもしれない。アドリブだったのかな?

▼ホウキと一緒に映画の角度を再現
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ちなみにこの型のホウキは学校以外の店でも見かけた。
日本では珍しい形状だが、台湾だとメジャーなのかも。

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男子生徒陣がヒロインを眺めるのは、このへんだろうか?

▼映画では、おそらく2Fあたりから撮影していたが、一応、再現してみる

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■罰として立たされる掲示板の前?
微妙に違うのだが改修されたのか否か。現在の方が古臭いデザインに見えるけれども。奥に見えるのは、先ほどの、観戦台。

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■自転車置き場(notロケ地)
この学校の場所はあっけない。このことから、映画では使われず、台北で撮影した模様。

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青い壁の校内も雰囲気がある。

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【03.平渓線 -デートの場面-
ここから、物凄く離れた 鉄道平渓線へ。
同じ章に載せていると凄い近くに感じてしまうかもしれませんが・・・。

■予備知識: スラムダンクとのつながり
以前に掲載したロケ地探訪の『海街diary with スラムダンク編』を思い出して欲しい。

ロケ地がある江ノ電を紹介したが、その時あったポスター。江ノ電と、今回行く平渓線はコラボしていたのである!単線であり、味があるなど、共通点が多い。

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そして、台湾の皆さんは、スラムダンクロケ地探訪の為、江ノ電を訪れていた。さらに、『あの頃、君を追いかけた』はスラムダンクを引用している「左手はそえるだけ!」というセリフだ。

▼ロケ地探訪をする皆さんで、半分くらい台湾の皆さん
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スラムダンク 全国制覇だ!桜木花道

今度は日本人の筆者が、
台湾側の・・・平渓線のロケ地探訪をする番である!

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[参考] 『恋恋風塵』のロケ地でもある!
恋恋風塵 -デジタルリマスター版- [Blu-ray]

■菁桐駅
ロケ地は平渓線であることは知っていたものの、具体的な場所までは調べなかった筆者。「(映像を見せながら)線路を歩く場面の場所を探しているのですが」と、平渓線沿線で食事をしながら店の人に映画の画面を見せると・・・

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「終点の菁桐駅だよ!」と教えてくれた。ありがとう!

到着してすぐ目に入ったのが、二人がデートで降り立ったプラットフォームである。
柔らかい印象を受ける駅です。

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さらに、駅の真ん前が二人が歩いていた線路であった。ちょっと意外。
ちなみに、ほとんど電車が走ってこないこの線路。人が降りるのが普通。楽しいけど、日本では許されづらいだろうなあ。

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レンズが違うのが 口惜しいが、映画の角度を再現してみた。

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この石材は映画で写っていた時からそのままなのですね?

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映画では判らなかったが、背景に写っていた建物の上は、コーヒー屋さんであった。

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1時間をおきくらいにやってくる電車を、のんびり待つ。

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平渓駅

筆者が一番行きたかった駅はここだった。お隣の駅。
まずは、電車がくるのに合わせて写真を撮ろうとしていた場面の場所。電車の本数が少ないので、江ノ電に比べると、チャンスを逃しちゃいけない感がある。


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そして、ここであろう。
願いを書いた、2人のランタン(灯篭)を上げたところ!

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映画では、このあたりで打ち上げました。

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そして、いい感じにランタン(灯篭)がやってきた!
写真右端参照。

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「君を追いかけた、あの頃」が遠ざかるように見える

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■十分駅
最後に訪れたのが十分駅。ロケ地ではないが、ランタン(灯篭)がいっぱい打ち上げられている場所だ。もっとも人気な駅と言える。

▼電車が来ていない時間の線路上で打ち上げている
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願いを書いて
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空へ飛んでいく
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■おわりに
この旅で知ったことがある。

映画の2人が打ち上げたランタン(灯篭)の色についてだ。
灯篭はいろんな色が用意されている。お店に行くと、それぞれの意味を教えてくれる。

2人が橋の上で打ち上げた時の色は、
意味は、前途運・光明運

青春を、恋愛を、振り返るこの映画。
この意味を知った後だと、こみ上げてくる・・・!!

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男は、あの頃、馬鹿であった。女性を支えるポテンシャルも見えなかった。
でも思い起こせば、あの頃、女性は楽しかったのだと思う。男が思う以上に。
その後、2人は別れた。女性から別れた。

男は作家になった。作品ができた。
これからも、少しずつ何かを達成するであろう。きっかけは、その女性であった。

男は、多分、女性とヨリを戻したいのではない(戻せたら戻せたで楽しいと思っているかもしれないが)。何かの形で彼女と未来を楽しみたいとは今も思っているはずだ。多分、男はそういう生物だ。結婚式の場面でそう感じる。

まずは、今後も2人に、前途運・光命運がありますよう!
旅は、映画は、人生は、まだまだ楽しい。

KIYASUWALKER®

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★ロケ地旅行記シリーズ一覧★

▼前編はこちら
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■特選
オススメ5選!リンク集
1. スターウォーズ(完全版)
2. シェルブールの雨傘(中編)
3. ローマの休日(完全版)
4. 尾道三部作・新三部作(さびしんぼう・ふたり編)
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▼スターウォーズ ルークの家
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最高アクセス5選!リンク集
壱. きっと、うまくいく 編(中編)
弐. ローマの休日(完全版)
参. スターウォーズ(完全版)
肆. バケモノの子(仮編)
伍.『スター・ウォーズ フォースの覚醒』初回上映をアメリカまで観に行ってきた!

▼きっとうまくいく編 ラダック地方で口論する橋
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地域別 リンク集
▼ヨーロッパ
サウンド・オブ・ミュージック 前編 中編 後編(オーストリア:ザルツブルグ)
ビフォア・サンライズ 恋人までの距離編 前編 中編 後編(オーストリア:ウィーン)
去年マリエンバードで編 本編(ドイツ: ミュンヘン)
ラン・ローラ・ラン編 前編 中編 後編(ドイツ:ベルリン等)
ミッション:インポッシブル編 完全版(チェコ: プラハ)
アメリ編 前編 後編(フランス:パリ等)
シェルブールの雨傘編 完全版(フランス:シェルブール等)
ローマの休日編 完全版(イタリア:ローマ)

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▼中東
ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル編 本編(UAEドバイ:ブルジュ・ハリファ)
インディ・ジョーンズ 最後の聖戦編 完全版(ヨルダン: ペトラ等)
007/ロシアより愛をこめて編 本編(トルコ: イスタンブール)



▼アジア
スラムドッグ$ミリオネア編 前編 後編(インド:アーグラ)
支那の夜編 本編 (中国: 上海)
きっと、うまくいく 編 前編 中編 後編(インド: ラダック地方)
インファナルアフェア編 with 恋する惑星 本編(中国:香港等)

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▼北米

猿の惑星 1968年版編 本編(アメリカ:ロサンゼルス ハリウッド)
プリティ・ウーマン編 本編(アメリカ:ロサンゼルス ハリウッド)
バック・トゥ・ザ・フューチャーpart2 ビフのカジノ編 本編(アメリカ:ラスベガス)
グッド・ウィル・ハンティング編 本編(アメリカ: ボストン)
フォレスト・ガンプ/一期一会編 本編(アメリカ: ワシントンD.C)
キングコング編 本編(アメリカ: ニューヨーク)
ロッキー編 前編 後編(アメリカ:フィラデルフィア)

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▼アフリカ
スターウォーズ編 完全版 補足編(チュニジア:トズールなど)


▼日本

幕末太陽傳/幕末太陽伝 本編(日本:品川)
東京物語 本編 (日本:堀切など)
コクリコ坂から with愛染かつら編 前編 後編(日本: 横浜)
野良犬編 本編(日本 : 上野+?)
椿三十郎編 本編(日本: 御殿場 厳島神社)
七人の侍 編 前編 後編(日本: 伊豆など)
海街diary with スラムダンク編 前編 後編(日本: 鎌倉)
バケモノの子編 仮編(日本: 渋谷)
男はつらいよ編 前編 後編(日本:柴又)
菊次郎の夏編 前編 中編 後編(日本: 浅草)
尾道三部作&新三部作編 前編(日本: 尾道)

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どんどん、追加予定!(追いつけない人は、筆者orこのページをお気に入りいただければ)
あと、何かありましたらコメントください!

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