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銃撃受けた「残留派」英労働党女性議員が死亡、52歳男逮捕 極右団体の名称叫ぶ
【ロンドン=岡部伸】英BBC放送によると、英国中部のウェストヨークシャー州バーストールで労働党のジョー・コックス下院議員(41)が男に銃で撃たれ事件で、コックス氏は病院に収容されたが死亡した。他にけが人も出ているという。
警察は容疑者として52歳の男を逮捕し、記者会見。現時点で容疑者の動機は不明とした。
女性議員のコックス氏は23日に行われる欧州連合(EU)離脱の是非をめぐる国民投票では残留派として運動中で、16日は同地区の図書館で有権者と面談を行い外に出たところ、男と口論になったという。
インディペンデント紙(電子版)によると、男はEUに懐疑的な極右団体「ブリテン・ファースト」の名前を叫んで議員を撃った。同党はフェイスブックで事件への関与を否定した。
離脱派、残留派は16日、いずれも集会などの運動を中止すると発表した。