蓮舫氏が事務所開き「いい日本を作る。それは国政でしかできない」…都知事選見送りの意向

　７月１０日の参院選と舛添要一知事（６７）の辞職に伴い、同３１日に投開票が決まった東京都知事選のいずれに出馬するかが注目されている民進党の蓮舫代表代行（４８）が１８日、東京・港区で事務所開きを行った。あいさつでは具体的な言葉を出して明言はしなかったものの、当初の予定通り参院選の東京選挙区から出馬する意向を示した。

　国政と都政、どちらに向かうかが注目されていただけに、事務所には約１００人の取材陣が集結。その中を蓮舫氏は満面の笑みを浮かべながら登場した。「とても、事務所開きという雰囲気ではないですね」と、ごった返す部屋の中を見回すと意気込みを話し始めた。

　４分弱のあいさつの中で、言葉の端々から伝わってきたのは、国政への思いだった。「次の世代に向け、いい日本を作る。それは国政しかできない」「絶対に、この国で２大政党制を作りたい」とキッパリ。「参院選」「都知事選」という言葉はどちらも一度も出て来なかったが、目を向けているのは、確実に参院選のようだった。