独善は不毛では無いか

救いようのない君に対して、ああそうですねと、君の救いをあきらめる悪党はそうはいない。
おかげで回答が閑散としている。
私は悪党なんで、はっきり言いましょう。
あんたの自己の独善に対しての反省はもっともなことだ。
しかし、君にとっては独善である事柄を、本気の善心で実現する秀才は世の中に数多い。
君にはそんな能力はなく、秀才の理想を、所詮俺様と同じ独善だと悲観する共産党精神が芽生えるだろう。
そうやって、君の先人は、理想を汚し足の引っ張り合いにもつれこませたんだよ。
君の資質はそんなだが、つつましく声に出さなければ世の中に迷惑をかけないだろう。
世の中の片隅で、ブスとＳＥＸしな。

"これはきっと不毛ですよね。"
　↑
不毛というか、害悪ですね。

それをやって地獄にしたのが社会主義者達です。

「みんな正しくて、みんな間違っている」という見方もあるかもしれませんが、社会を作るための一定の方向性としての正義はあるはずです。

たとえば、奴隷とか殺人は多くの人が暮らす社会の中からは無くしたほうがいいはずです。そういう方向での正義は持ってもいいのでは、と思います。

独善的思考の最大の弊害は、その動機を自ら
隠蔽してしまうことにある。

単なる個人的な欲求や憤懣に過ぎぬものを
あたかも社会的な正義正論として皆が支持し
固持するべきだ、という心理は他人を言葉巧みに
扇動して、弱い自分が直接その問題成り人物に
対峙することなしに、沢山の他人に代わりに
糾弾という攻撃行動を取らせようと言う虚言に
通じる心理が必ず、ある。

だが、それを「社会正義」という欺瞞によって
自分で自分の動機を覆い隠して見えなくして
しまう。

更には、それを指摘する者を、社会の敵として
問答無用に否定・排除しようと言う暴力を
容易く誘発する。

善、とは暫定的に社会が、動的に規定するものだ。
決して個人が決めて良いものでは無い。

例えば、復讐は、今の世の中では、悪とされる。

だが、自分は復讐したい、とする。

その者は、復讐が悪であり、自分が悪を成そうと
していることを偽らずに見据え、自らが排除される
「対価」を支払うことで、行動の自由を得る。

それは正義ではなく、自らの個人的動機に過ぎない。

だが、それを自覚して行動を起こすなら、それは
もはや善悪論議の俎上に乗ることではなくなる。

弱い自分が正対出来ぬ重い問題に対して、あたかも
社会全体が対峙するべきだ、というすり替えは、
高い確率で嘘と傲慢を多数の人々に伝播させる。

それは、個人的に考えて各々の自由意志を表明する
ことを阻害することでもあるので、警戒すべき悪、とも
言うことが出来る。

ヘイトスピーチなど、その判り易い例だと言える。
いじめをする側の心理にも、これは色濃くある。

自分の気に入らないものを、社会にとっての悪、と
決めつけて既成事実化させる思考や言動は、容易く
凶悪な暴力に変貌する。

いじめしかり、戦争然り、だ。

不毛であるかどうかは、私は知らない。

何故なら、多くの場合、声の大きい方が勝つ。

欺瞞的な悪人でも、自らを社会的善の代弁者と
恥ずかしげも無く自負する人間が、資産や権力を
手にすること、のほうが現実には多いからだ。

この世に悪の栄えた試しはない、という格好良い
セリフがあるが、あれはとんでもない間違いです。

この世で栄えた者は、全て自らを善と言い切る。

勝てば官軍、この世に弱者が夢想する正義が
栄えたことなど、多分、ただの一度も無いでしょう。

あなたが独善的思考を悪だと思う限り、あなたは
不毛だと思う。

独善的な思考を、恥ずかしげも無く社会的正義だと
言い切れる厚顔無恥こそ、不毛の頭に毛を生やす
善行だ、と、言ってしまえば身も蓋もありませんが。

あなたが本当に自分を正しいと言い切る独善者なら、
こんなところで「ぼくって、どお？」などと質問を
書くことも無いでしょう。

不毛なのは、多分、あなたに確信が無いことが
理由だと思います。

それが良いことか悪いことか、ではなくて。

あなたは独善的な思考が、出来ていない。

そういうことなのではないかと、思うのです。

立憲主義、法治国家では、
「不毛」というほどのことも、無いと思いますよ。


＞「世の中個人の希望が通ることの方が少ないです。」

ただ、人権を侵害しないように心がけ、ましょう。

石ころは、思うようには動かせない。
道にあれば、よけて通ればいい。
そんな石が、正しいとか間違っているとか、
議論するだけムダだ。
他人は石ころである。
気にせず、自分ひとりできる事をコツコツ、
できるだけやればいい。
（宇宙は、自己の内に存するのだ）