山Ｐ　２年半ぶりツアー・東京公演

　歌手で俳優の山下智久（３１）が１６日、東京・丸の内の東京国際フォーラムで、２年半ぶりとなるライブツアー「ＦＵＴＵＲＥ　ＦＡＮＴＡＳＹ」の東京公演を行った。

　山下はＮＥＷＳ在籍中の２００６年５月に「抱いてセニョリータ」でソロデビューし、今年１０周年を迎えた。

　今ツアーは１０年の集大成であると同時に、タイトルに「ＦＵＴＵＲＥ（未来）」とあるように、未知の世界への第一歩。「抱いてセニョリータ」から「ＳＵＭＭＥＲ　ＮＵＤＥ’１３」までヒット曲で１０年を振り返る一方、ギター、ブルースハープの演奏など初めての挑戦も。「Ｂｉｒｔｈｄａｙ　Ｓｕｉｔ」では、バーテンダーのパフォーマンスでカクテルを作り、５０００人のファンを酔わせた。

　２年半ぶりのステージに、山下とファンのボルテージは最高潮。山下は「みんな、待っててくれてありがとう！」「すげえ、会いたかったよ」と感無量の面持ちで呼びかけた。

　「今年でジャニーズ事務所の門をたたいて２０年たったんです。いろいろあったな〜、楽しいことも、つらいことも。でもこうしてまたステージに立てたことを、あらためて感謝しています。本当に今の僕がいるのは、皆さまのおかげだと思っています」

　ツアーは今月９日の横浜公演から８月３１日の東京公演まで全１３都市２８公演を行い、８万人超を動員。０９年から始まったソロ公演の総動員数は７９万４７００人となる。

　日米通算４２５７安打を達成したマーリンズ・イチロー選手（４２）は山下にも感動と勇気を与えた様子。「イチローさんの名言で『僕は天才じゃないけど、努力する天才だ』って言葉があるんですけど、努力は何事にも代え難い。オレもこうしてステージに立たせてもらっているので、努力はずっと続けたい」