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 城陽市歴史民俗資料館が「古墳のできるまで2016+久津川車塚古墳発掘調査速報展」を開いている。初公開の円筒埴輪(はにわ)など約80点を19日まで展示する。

 国史跡の久津川車塚古墳は、5世紀前半に造られた全長272メートルの前方後円墳。山城地域最大とされ、2014年度から城陽市教委が発掘調査を続ける。今回は、墳丘西側のくびれ部から突き出た「造り出し」を調査した15年度の成果を報告している。円筒埴輪(最下部の直径約35センチ、高さ56・5センチ)や、家形埴輪、水鳥形埴輪などが展示されている。

 久津川車塚古墳を造っている様子の模型や、長持(ながもち)形石棺の復元模型もある。市内の女性(55)は「地元にもこんな立派なものがあったことがわかった」。学芸員の荒木直美さんは「古墳を知りたい人には導入になるし、詳しい人にも最新の成果を分かってもらえる内容となっている」と話す。13日は休館。問い合わせは同資料館(0774・55・7611)へ。

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