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猫物語(白)補完小説  作者:たーくす
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おい、我が主様よ。

なんだ?忍、ちょっと急いでるんだけど…って誰、その子!
どっから拾ってきたの!返してきなさい!

いや、落ち着け我が主様。

元カノ殿との電話の直後にな、ひょこっと現れたのじゃよ。

なんだよ、ひょこっとって…いや、元カノじゃねえし!

ならば、現在進行形で二股かのう…度胸あるのう…かかっ!

いや、違うんだ、老倉はそんなんじゃ…

おっぱいのグラム数を聞いたのに、かのう?

かかっ!

…何が望みだ…

話が早いのう、我が主様よ。
ドーナツを所望する!

分かった、明日な…

わーい!

…で、アンタらはなんなんだ…?

忍が連れてきた女子高生が冷めた目でコチラを見つめている…。

ビクン…何、その冷たすぎる目…もっと…見て…!


かかっ!

お主、名は何という?

私は、沼池蝋花。
生きている時はそう呼ばれていた。

で、ぬまっち、何故妾の空間に?
ああ!それはな…その兄ちゃんから神原駿河の体臭を感じてな!

神原の友達かぁ…やっぱり…変態だぁ…!

私は、神原駿河選手に恩返しがしたいのだ!
神原駿河選手の左手、あれは尋常ならざるものなのだろう?

ああ。そうだ。

尋常ならざるモノを直すにはまず自分から!
ってな!

…それで、そのまま怪異に?

そういうこと!!

神原と一緒で馬鹿なのか利口なのかわからないな…

いや、誉めるなって!

あ、馬鹿だこの子!

誉めてない!

ははっ!

かかっ!

なぜ忍まで笑う…

いいじゃないか、我が主様。

域やよし!

かかっ!と笑うキスショットアセロラオリオンハートアンダーブレードこと、忍野忍。

お主、これからどうするのじゃ。

これから…か。

とりあえず、方法を探してみるよ。

何か手伝うことあるか?

大丈夫だ、心配するな。

なんかあったら化けて出てやるよ!

ははっ!

そうか。

うむ、良き心構えじゃ。

じゃーなー!

こうして沼池蝋花を見送る。

さて、羽川が待ってる!急ぐぞ!忍!

待て待て…我が主様よ…

ドーナツ忘れるでないぞ!

おう!俺が約束を破ったことがあったか?

ないの。

なら大船に乗ったつもりで安心しろ!

かかっ!言うようになったの、我が主様よ。

ふふっ誉めるな誉めるな!

さて、行くぞ!

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