ロシア陸連のリオ五輪出場認めず 個人参加に余地
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国際陸上競技連盟は、17日にウィーンで開いた臨時理事会で、組織的なドーピング問題で、ロシア陸上競技連盟について、国際大会の出場資格停止を解除せず、ことし8月のリオデジャネイロオリンピックへの出場を認めないことを決めました。ただし、ドーピングに関与していないと認められる選手については、個人としての参加を認める方針を示しました。
国際陸連は去年11月に、組織的なドーピングを理由にロシア陸連を資格停止処分とし、ロシアの陸上選手は国際大会に出場できない状況が続いていて、17日、ウィーンで臨時の理事会を開き、8月のリオデジャネイロオリンピックを前に、ロシア陸連の資格回復について議論しました。
国際陸連は、ロシアの資格回復にあたって、過去4年間のすべての代表選手について聞き取り調査をすることや、陸連の幹部や職員がこれまでにドーピングに関わっていないことを証明し、新たに倫理規定などを設けるといった基準を示していましたが、まだ十分に基準を満たしていないとして、ロシアの資格を回復せず、この結果、ことし8月のリオデジャネイロオリンピックへの出場を認めないことを決めました。ただし、ドーピングに関与しなかったと認められる選手については、個人としての参加を認める方針を示しています。
ロシア陸連を巡っては、問題が発覚したあとも、ドーピング違反で資格停止処分を受けたコーチが指導を続けているなどと指摘するドキュメンタリー番組が放送されているほか、今月15日にはWADA=世界アンチドーピング機構が、問題発覚後の半年間で、ロシアのスポーツ選手のドーピング検査で52件の陽性反応があり、検査妨害や検査逃れなどが736件に上っているという報告書を公表していました。
国際陸連は、ロシアの資格回復にあたって、過去4年間のすべての代表選手について聞き取り調査をすることや、陸連の幹部や職員がこれまでにドーピングに関わっていないことを証明し、新たに倫理規定などを設けるといった基準を示していましたが、まだ十分に基準を満たしていないとして、ロシアの資格を回復せず、この結果、ことし8月のリオデジャネイロオリンピックへの出場を認めないことを決めました。ただし、ドーピングに関与しなかったと認められる選手については、個人としての参加を認める方針を示しています。
ロシア陸連を巡っては、問題が発覚したあとも、ドーピング違反で資格停止処分を受けたコーチが指導を続けているなどと指摘するドキュメンタリー番組が放送されているほか、今月15日にはWADA=世界アンチドーピング機構が、問題発覚後の半年間で、ロシアのスポーツ選手のドーピング検査で52件の陽性反応があり、検査妨害や検査逃れなどが736件に上っているという報告書を公表していました。