挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
戦争が終わって陸軍の少尉が提督に左遷されたお話 作者:若倉 烙螺
3/3

時雨と歩く

「じゃあ行こうか。提督!ついてきて」
時雨がうれしそうに駆けていく。
「ここが宿舎!あ……提督はここで寝ちゃあ駄目だよ。艦娘専用だからね。覗きにこないでね」
「あーわかった。で?執務室はどこ?」
「焦っちゃめっ!だよ提督。ここ広いからね!」
はしゃいでいるのだろうか………テンション高めでついて行くのがやっとだ。
「もう少し……ゆっくり……お願い………」
「え?まだまだいっぱいあるんだよ?お風呂とか食堂とか」
「頭にきました。時雨、速く提督を案内しなさいと言ったでしょう」
「あ、あなたも艦娘の方ですか?時雨に施設の案内を頼んだのは俺だから、あまり言わないであげてよ」
「………失礼しました。提督。みんな待ってるんですよ。時雨も知ってんだから速く提督を執務室にあんないするべきです。」
「陸軍から転属になった神薙です。よろしくお願いします」
「申し遅れました。加賀です。以後お見知りおきを」
「もー………加賀!!ひどいよ!僕は提督の為に走り回って案内してるのに………って僕の話聞いてないっ!!」
「さあ、行きましょう。提督?」
「なんで疑問を感じた風に?」
「いえ………提督ってもう少し女を舐めたような人だった気がしたから本当に神薙さんが提督なのか分からないといいますか………」
「提督ってそんなにひどいの?」
「五航戦の娘たちはよくセクハラを受けていたってききました。頭にきます。あなたのような方が提督なら心配はないです」
「そう………かな?」
提督って大変なのか………そんな偏見が………

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ