2018年度から順次教科に格上げされる小中学校の道徳について、馳浩文部科学相は17日の記者会見で「評価は入試になじまず、入試で活用したり内申書に記載したりしない」と述べた。民進党の長妻昭代表代行が自身のホームページで「中学受験、高校受験の内申書に入ると決まってしまった」と話す動画を公開しており、これに反論した形だ。

 馳文科相は動画についての記者からの質問に対し、「入学者選抜とはなじまない」と2月の衆院予算委員会で答弁したことを紹介。こうした考えを、都道府県などの教育委員会に「周知、指導する」とした。また、道徳の学習内容に含まれる「国や郷土を愛する態度」については「個別の内容項目の評価はしないので、愛国心を評価することはない」とも話した。

 道徳は現在、教科外の活動の扱いで、他教科のような成績評価はなかった。文科省は教科化後の評価は数値ではなく文章で行うとし、子ども同士の比較ではなく伸びた部分をほめるような内容にする方針を示している。