あなたは自分の人生をかけてでも手に入れたいものがありますか?
どうも!タダ(@tadadadaaaaaaan)です。
タダはこの事故のことしか知りませんでした。
ぺっちゃんこになったクルマとそのすさまじい金額を見て、「なんでこんなん木が倒れてくるようなとこいったんやろ?運悪すぎやろ!どんだけの確率なんや!」と思っていました。この記事を読めばわかる様に日本に流通しているのは100台程度と言われているようです。
(↑ 参考までに)
小倉さんが今まで聞いたことないような声出してますね!笑
なんですが、、、、、タダは、、、、、、
そのうちの1台に乗っちゃいましたーー!!!
しかも、ヒッチハイクで!!
持ってるわーおれ!
トヨタ2000GTとは!?
トヨタ2000GTとは、1967年から1970年にかけてトヨタとヤマハが共同開発しヤマハが生産した、トヨタブランドのスポーツカータイプの乗用車である。1966年には「チーム・トヨタ」が発足し、細谷四方洋、田村光夫、福沢幸雄らが速度記録に挑戦し数々の世界記録を樹立。その後、映画『007は二度死ぬ』では主役のショーン・コネリーにあわせて製造された2000GTのオープンカーがボンドカーとして使用された。生産台数が337台と非常に少ないが、日本を代表するスーパーカーとして知られ、海外のオークションにおいて日本車としては最高額となる1,155,000ドル(1億1800万円)で落札された。
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で、さっきのニュースにも書いてあった様に日本に現存する台数はおおよそ100台くらいなんですよ。それにヒッチハイクで乗るってすごいことっしょ?めっちゃいろんな人にうらやましがられてます笑
じゃあ、どんな感じやったか書いていこうと思います!!
↓ そのヒッチハイク旅の全貌はこちら!
5台目 TOYOTA2000GT
前のルンルンな仲のよい夫婦に静岡SAまで送ってもらい、お別れ!
さようなら!ありがとうございました!このブログのこと教えたから見てはるかもしれへん笑
そして、せまる集合時間(19:30 大阪市住之江区)に焦りを感じ、SA内を一切観光することなくヒッチハイクをはじめるタダ!
するとそこに轟音をあげてやってくる赤いクルマが現れた!
タダ「めっちゃかっこいい!!」
そう思いながらもこういう2人乗りのクルマは乗せてもらえたことがないし、助手席にもおじいさん乗ってはるからダメやなーと思いながら、その後ろから来るクルマに期待してヒッチハイクしていました!
そうすると、その赤いクルマの後ろから同じ車種なのに音が静かなクルマがやってきました!
まぁ、あかんのやろな、と思いつつヒッチハイクの紙(刈谷って書いてた)を掲げていると!!!
手招きが見えたんです!!!!
まだ静岡SAについて5分も立ってなくて、こんなにとんとん拍子やったら確実に間に合うなぁと思いながら乗せてもらうために助手席側に!
おっちゃん(以下、お)「刈谷でいいの?」
タダ「はい!お願いしてもいいですか?」
お「いいよ!片付けるから乗って!」
このとき、タダは気づきました。
車内めっちゃせまい!!!!
(ショーン・コネリーが長身で2000GTに入れなかったため、ボンドカーはオープンカーだったらしい)
荷物を足下に置くスペースすらありません!
運転手のおっちゃんは助手席においてあった書類をぱぱっと助手席の足下へ放り投げ、シートをたたいて「どうぞー!」と。カバン抱えたらぎりぎり乗れそうです!めっちゃクルマかっこいいし、断るなんて選択肢はないので身体を折る様にして乗り込みました!
そして、前の赤い2000GTとともに新東名を走り出したのでした!
このときはまだ、このクルマのすごさを知りませんでした。
本能的に褒めまくるタダ
このクルマの凄さなんて知りませんでしたが、それでもこのクルマのよさがわかったんでしょう!タダは徹底的に車内を見渡し褒めちぎってました!
タダ「このクルマめっちゃかっこいいじゃないですか!え!この木目とか今のクルマの偽物の木目とは違うくて本物って感じが凄い!!めっちゃかっこいいクルマですね!!!結構ヒッチハイクしていろんなクルマ乗せてもらったんですけどこんなにかっこいいクルマはじめてのりました!!!!」
(たぶんこれで運転手さんがご機嫌になってくれたんやと思います。その後このクルマに関するいろいろなことを教えてもらえました。)
今回のヒッチハイクでたぶん100台は越えたのでそんだけの台数のクルマには乗せてもらっていて、また運がいいのでこんなクルマにも乗ったことがありました!
ワーゲンバス!!
このクルマに関しては、1950年代のモノだったようでウインカーもシートベルトもなくてめっちゃおもしろい経験をさせてもらったんです。それはまた今度の記事で。笑
ワーゲンバスには昔から乗りたかったので乗せてもらえたときはもう大興奮でしたが、それを越えるくらいの興奮を今回のクルマに乗せてもらえたときもしていましたね!
それで、聞いたんです
タダ「これ、なんていうクルマなんですか??」
お「◯△□&$#76いう6!!」
タダ「すんません、聞こえなかったです。もう一回お願いしてもいいですか??」
タダ「そうなんですね!!」(名前聞いたところでわからない笑)
そしてスマホで調べていいか聞いて、ググりながら現代っ子タダはツイート
— タダ@ヒッチハイク系バンドマン (@tadadadaaaaaan) June 12, 2016
見た目かっこいいことしかわからんけど
— タダ@ヒッチハイク系バンドマン (@tadadadaaaaaan) June 12, 2016
すると、おっちゃんが
お「日本ではもうあったとしても200台くらいしかないんじゃないかな?」
タダ「え!まじですか!」固まった
どうやら、
とてつもなくすごいクルマに乗ってしまったらしい!!
その後調べまくってても、もうとてもすごい情報しか出てこない!
あんまりスマホばっかいじるのはよくないので、いろいろお話を聞かせてもらうことに。
さらに出てくる驚愕の事実
どうやらこのクルマは2,000万以上する上に、台数が極端に少ない。
最近海外では1億円で売れたのものもある。
TOYOTAの名車中の名車で喉から手が出るほど欲しい人が何人もおり、おっちゃんもその一人だった。
そして、この同じクルマの前期、後期をあわせて3台持っているということ!!!
もうこんなん聞かされたらタジタジよ!
俺こんなにいいクルマ乗せてもらってええの?傷でもつけたらえげつないお金かかりそう!維持費もやばいやろうな!
木倒れてきたらどうしよ!笑
そして、さらにすごいことを聞いてしまいます。
お「前の赤いクルマあるだろ?あれにはこの2000GTで世界記録出した細谷四方洋さんが乗ってるんだよ!」
タダ「え!世界記録!調べます!」
調べたら出るわ出るわ!ウィキペディアまであったわ!
この2000GTは当時のお金で200万(現在の2000万)で売り出されたものの、生産面でのコストが非常にかさむため赤字覚悟での発売だったらしい。しかし、トヨタとしてはこのクルマをマイナスの状態でも売り出して、「トヨタの名を世界に知らしめるための大きな宣伝」をする必要があった。そこで活躍したのが冒頭でも記述した細谷四方洋さん率いる「チーム・トヨタ」しかり「007は二度死ぬ」だった。
とのこと!トヨタ自動車を世界のトヨタにした人が目の前のクルマにいてはるんや、と思うと、その人のことほとんどしらなくてもビビった!
そして、ちゃんと許可をいただき内部の撮影をさせてもらいました。(ムービーもとっとけばよかった。。。。)
2000GTのファンだったらたぶん垂涎の的なんではないでしょうか!
どうぞ!!
2000GT内部写真
(トンネルにはいるとおっちゃんがカチッっと操作して、ライトがうにょーって出てくるの図、これはめっちゃかっこよかった!)
(飲んでるお茶は生茶。うちの父のオデッセイも木目だが、この本物の木目は全く違って本当に美しかった。)
(こっちのほうが綺麗に撮れました。おっちゃんのタバコは葉巻とかではなく、メビウス)
(オーナークラブ限定のトミカ、実はおっちゃんはオーナークラブのお偉いさんでした。)
(前の赤いクルマ、細谷さんのボディカラーは赤だったらしい)
こんだけしかないのが残念!もっとこのクルマのこと知っていたら撮らせてもらったのに!
人生のクルマ
そんなこんなでいろんな話をしている間に、おっちゃんの人生についての話になりました。
今でこそ社長で2000GTを3台も所有するオーナーさん(60代)ですが、今までは相当の苦労をしてきたそうで。
17歳から下積みをして27歳で独立、その後も苦労を重ねて来ましたが、
そんな苦労をしながらもずっと頭のなかにあったのがこのトヨタ2000GTのことだったそうです。
そのことについては多くをあまり語ってはくれませんでしたが、このクルマが大好きで、このクルマに乗るために仕事をとてもがんばってきた、と。つらいことあってもこのクルマに乗るって決めたからがんばって来れたんだ、と。
俺にとってはこのクルマのために人生があって、俺の人生のためにこのクルマがある。
まさに人生のクルマだ、と。
おっちゃんはもう既に60ですが、長年の夢をかなえとても幸せそうなまなざしで遠くを見つめながらそう言いました。
かっこええなぁ、、、、
果たしてこんな60代にタダがなれるのだろうかという疑問とともに、
「俺ヒッチハイクでおっちゃんの人生に乗ってしもた!」と思いました!笑
岡崎SA到着、お別れ
岡崎SAまで送っていただき、止まったら写真撮らせてください!とお願いしてパシャリ!!
めーーっちゃかっこいい!!!
そのまんま行ってしまうのかと思いきや、細谷さんのトイレ休憩をするらしくトイレ前で止まる紅白の2000GT!!
記事では凄さを理解して書いてるけど、そのときは全く理解してなかったからそのクルマが止まったところに行ってみて驚き!!!
降りた瞬間に四方八方から人がやってきて写真撮影始めた!
お「あータダ君!キー挿したまんまやから見といてな!トイレ行くから!」
タダ「おいおい!俺責任とられへんで!!!!」(もちろん心の中で)
人だかりの中でタダも撮影を始めました。
周りのざわつきが耳にはいります。
ライダー達「こんなとこで見れるなんてなぁ!やばいよなぁ!!」
ご夫婦「すごいね!まだ動いてるのがあるんだね!」
タダ「このクルマってそんなにすごいんですか?自分ヒッチハイクで乗せてもらってここまで来たんですけど」
ご夫婦「え、、、、、、、、、(唖然)」
横にいたライダー「君!これお金払っても乗れないようなクルマだよ!!よかったね!!!」
他のライダー「ヒッチハイクで乗る方もあれだけど、乗せる方もすごいよね!あり得ないよ!!」
赤めっちゃかっこいい!
エアクリーナーの関係で音が大きかったとのこと!
ご夫婦「君!写真とってあげるよ!」
パシャ!!
(2000GTに乗せてもらうヒッチハイカーも、クロックスで2000GTに乗る人もタダくらいしかおらんのやないかと思ってる!)
最後に細谷四方洋さんと握手!
(Wikipediaで調べてる限り相当人徳の高い人らしくてその表情にもいい人さがとてもあふれてる。ちなみに盗撮ではありません。)
こうして去り行く2台の2000GTに帽子を取り頭を下げて、見送ってタダの2000GT体験は終了したのでした!
人生をかけて手に入れたいもの、はっきりとはまだないなー
でも、すぐ見つけるで!!!近づいてる気がする!!!!
終わり