南アフリカ 「ソウェト蜂起」から40年
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アパルトヘイト=人種隔離政策が行われていた当時の南アフリカで教育の自由を求めてデモを行った黒人の生徒たちに警官隊が発砲し、多くの犠牲者が出た「ソウェト蜂起」から16日で40年が経ちました。現地では、犠牲になった生徒たちを追悼する式典がおこなわれました。
「ソウェト蜂起」は、1976年6月、南アフリカのヨハネスブルク郊外のソウェトで、白人の言語で学習するよう強制された中学や高校の黒人の生徒たちが反発してデモをおこなったのに対し、警官隊が無差別に発砲したもので、数百人に上る生徒たちが犠牲となりました。
アパルトヘイトに反対する機運が国際的にも高まっていくきっかけにもなった事件から16日で40年となり、現地では追悼の式典が行われ、参加者たちは、教育の自由を守るために犠牲になった生徒たちに思いをはせていました。
南アフリカでは、およそ20年前にアパルトヘイトが撤廃された後も人種間の貧富の格差は解消されず、貧しい地域の黒人の子どもたちは文房具や制服さえ買えなかったり、毎日、3時間もかけて歩いて学校に通ったりするなど教育の機会を十分に保障されないままとなっています。
40年前、「ソウェト蜂起」に参加したという男性は、「多くの生徒たちが教育の自由を得るために犠牲になったことを忘れないでほしい」と話し、政府にさらなる改善を求めていました。
アパルトヘイトに反対する機運が国際的にも高まっていくきっかけにもなった事件から16日で40年となり、現地では追悼の式典が行われ、参加者たちは、教育の自由を守るために犠牲になった生徒たちに思いをはせていました。
南アフリカでは、およそ20年前にアパルトヘイトが撤廃された後も人種間の貧富の格差は解消されず、貧しい地域の黒人の子どもたちは文房具や制服さえ買えなかったり、毎日、3時間もかけて歩いて学校に通ったりするなど教育の機会を十分に保障されないままとなっています。
40年前、「ソウェト蜂起」に参加したという男性は、「多くの生徒たちが教育の自由を得るために犠牲になったことを忘れないでほしい」と話し、政府にさらなる改善を求めていました。