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滋賀待ってたよ赤電 近江鉄道120周年記念し“復活”
近江鉄道(彦根市)は創立百二十周年を記念し、高度経済成長期に「赤電」の愛称で親しまれた電車を“復活”した。十六日に彦根駅で出発式があり、鉄道ファンや関係者ら百人が祝った。 赤電は、肌色を基調に、上下を赤色で塗り分けた車体が特徴で、一九六〇〜九〇年代に西武鉄道で運行していた。近江鉄道では六〇〜八〇年代に活躍し、赤色は当時の車両のイメージカラーだった。 今回、820形電車一編成を塗り直して復刻した。出発式でテープカットした喜多村樹美男社長は「運行開始時は東京オリンピックの直前で、広く親しまれた」と振り返り「安全安心を第一に、引き続き地域から愛されるようにしたい」とあいさつした。 三日月大造知事は「滋賀の地に近江と名の付く鉄道があることは誇り。先人に感謝し、今後も鉄道が続くよう県として応援したい」と述べた。 式には彦根駅前の保育園「ほほえみ園」の一〜三歳児十三人も駆け付け、明星李武(あけほしりむ)君(3つ)と北村龍星(りゅうせい)君(2つ)がくす玉を割って盛り上げた。 赤電の運行情報は、近江鉄道鉄道部=0749(22)3303=へ。 (河辺嘉奈子) PR情報
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