各省庁の国会対応 当日午前3時まで関係部署が待機も
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政府は、国会での議員からの事前の質問通告などについて初めての調査を行い、先の通常国会では、質問通告が出そろうのは平均で前日の午後8時半すぎで、少なくとも当日の午前3時まで関係する部署が待機していたケースもあったことが分かりました。
国会では、委員会の質疑などで議員から政府側に事前に質問内容を通告することになっていますが、各府省庁での答弁資料の作成作業が深夜までかかり、国家公務員の超過勤務の要因になっているという指摘があります。
このため、内閣人事局は、業務の効率化などに向けて初めての調査を行い、先の通常国会での17の省庁の調査結果をまとめました。それによりますと、職員の勤務が終了する午後6時15分までに質問通告が出そろわない場合、答弁資料の作成に備えて、10の省庁がすべての局を、7の省庁は必要と判断した局を待機させていました。そして、実際に質問通告が出そろうのは、最も早い場合で前日の午後5時50分、最も遅い場合は当日の午前0時半で、平均は前日の午後8時40分すぎでした。
その結果、答弁資料を作成する部署が確定するまで、少なくとも当日の午前3時まで、関係する部署が待機していたケースもあったということです。内閣人事局は「政府としては、国会に関する業務の合理化を図っていきたいが、問題意識を持って取り組んでいる政党もあり、国会側の取り組みを期待したい」としています。
このため、内閣人事局は、業務の効率化などに向けて初めての調査を行い、先の通常国会での17の省庁の調査結果をまとめました。それによりますと、職員の勤務が終了する午後6時15分までに質問通告が出そろわない場合、答弁資料の作成に備えて、10の省庁がすべての局を、7の省庁は必要と判断した局を待機させていました。そして、実際に質問通告が出そろうのは、最も早い場合で前日の午後5時50分、最も遅い場合は当日の午前0時半で、平均は前日の午後8時40分すぎでした。
その結果、答弁資料を作成する部署が確定するまで、少なくとも当日の午前3時まで、関係する部署が待機していたケースもあったということです。内閣人事局は「政府としては、国会に関する業務の合理化を図っていきたいが、問題意識を持って取り組んでいる政党もあり、国会側の取り組みを期待したい」としています。