韓国政府「慰安婦被害者の意見傾聴」 国連報告者発言受け

【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は16日の定例会見で、旧日本軍の慰安婦問題をめぐる昨年末の韓日合意と関連し「履行において被害者の意見を傾聴する努力を続ける」と述べた。その上で「合意を誠実に履行することで、一日も早く被害者の名誉と尊厳が回復され、傷が癒されるよう最善を尽くすという政府の立場に変わりはない」と強調した。

 女性に対する暴力に関する国連特別報告者のシモノビッチ氏が15日、スイス・ジュネーブで慰安婦被害者の金福童(キム・ボクトン)さんと会い、韓日合意は人権機関の勧告事項が考慮されなかった可能性があると指摘したことについて問われ、答えた。

 趙報道官はまた、韓日合意に伴い慰安婦被害者を支援する財団の準備委員会がすでに発足し、被害者からの意見の取りまとめが進んでいると伝えた。

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