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最終更新:2016年6月16日(木) 13時55分

舛添知事“片づけ”のため登庁、疑惑晴れぬまま今後の都政は?

 一連の政治資金をめぐる疑惑で、東京都の舛添知事が辞職を決めてから一夜明け、舛添知事は「片づけ」のために16日も都庁に姿を見せました。今月21日の辞職まで、疑惑についての説明はしないとみられます。都庁から報告です。

 辞職が決まってから一夜明けましたが、舛添知事の一連の疑惑については、うやむやのまま終わる可能性が出てきました。舛添知事は午前10時前に自宅を出た際、今後、疑惑について説明するのか問いかけられましたが、無言のまま車に乗り込みました。

 舛添知事は一連の政治資金の流用疑惑について、責任を取る形で15日、辞職届を提出。辞職は議会で認められましたが、毎週金曜日に行われていた定例の記者会見や、対外的な行事も全てキャンセルされることになりました。

 また、都議会は疑惑の責任を追及する百条委員会の設置を否決、今月20日に予定していた集中審議も実施しないことを決めていて、今月21日の辞職まで疑惑についての説明の場が設けられることはないとみられます。

 「事実を解明するのが都議会の役割。再発防止につながる」(都議会共産党 大山とも子幹事長)

 次の知事を選ぶ選挙は、7月14日告示・31日投開票の日程を軸に実施される見通しだということです。(16日11:35)

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