「iOS 10」は新機能が盛り沢山だが、恐らく多くの人が喜んだのは新しい通知ではなく、刷新された「Apple Music」ではなく、純正アプリを削除することができるようになったことではないだろうか。
純正アプリを「削除できる」と思われていたこの機能だが、「WWDC 2016」終了後にDaring Fireballを主宰するJohn GruberのPodcast「The Talk Show」に出演した際にCraig Federighi氏によると、実際に純正アプリを「削除」できるのではなく、あくまでも「非表示にする」ことができるだけのようだ。
「削除」後も純正アプリのバイナリは端末内に残る
純正アプリを「削除」することによって何が起きているかというと、アプリのバイナリデータは削除されずに端末に残したままアプリと紐付けられたユーザーデータが削除され、アプリがホーム画面上から非表示になっている。削除可能な23アプリを消しても150MBしかストレージ容量が減らない理由はここにあるようだ。とは言え、純正アプリを消したい理由はホーム画面に使わないアプリを置いておかなければならないのが鬱陶しいということ、厳密には「削除」されないとはいえ、ホーム画面からアイコンを消すことができるだけでも満足する人は多いだろう。
「iOS 10」の正式リリースは「iPhone 7」と同時期であろう今秋。使わない純正アプリをホーム画面から消し去ることができる日は近い。
(via Cult Of Mac)
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