大リーグ、マーリンズのイチロー外野手(42)がついに世界一の安打数を記録した。15日(日本時間16日)、サンディエゴで行われたパドレス戦に「1番・右翼」で2試合ぶりに先発出場し、5打数2安打でピート・ローズが持つメジャー記録の4256安打を日米通算で上回った。1回に捕前安打、9回に右翼線二塁打を放ち、日本での1278安打と合わせ4257安打とした。大リーグ通算3000安打まではあと21本。
1992年にプロ野球オリックスに入団し、7年連続首位打者、5度の最多安打に輝いた。メジャーに移籍した2001年からシーズン200安打以上を10年続け、04年は262安打のシーズン最多安打記録を樹立。日米通算で09年4月に張本勲のプロ野球最多記録3085安打を上回り、13年8月に4000安打に到達した。
日米の安打数の合算記録は大リーグでは参考記録で公認されないが、その常識を超えた安打数と、年齢を感じさせないプレーぶりは記録を超える説得力があり、米国でも称賛の声が上がっている。日本の記録を評価する声も確実に増えている。