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13318508_1131371366906319_215378118_nみなさん、はじめまして。池澤あやかです。
キャリアについての考え方や技術への思いなどをテーマに、自由にコラムを執筆してほしいという依頼を受け、筆をとりました。
私は新卒から数えれば3年目の若造なのですが、タレントとして働き始めてからは10年目になります。その間転職はしていないながらも、やっている仕事は徐々に変わりつづけ、身の回りの環境も変わっていくなかで、いろいろと気づきがありました。そんな気づきを数回にわたってぽつぽつと書いていく予定です。どうぞお付き合いください。

・タレントときどきエンジニアという働き方
現在私はタレントでありながら、エンジニアとしても働いています。タレントの仕事は、映画やTV番組、CM、イベントへの出演といった、いたってタレントらしい仕事です。エンジニアの仕事は、Webサイトの制作受託やキャンペーンのプランニング&プロトタイプ制作をメインにやっています。最近はタレント×エンジニアの仕事が増えてきており、何かしらものづくりをして、それに関する記事をメディア媒体に提供したり、イベントに登壇したりということをしています。IT系のイベントのMCを任されることもあります。この「タレント×エンジニアの仕事」がいまのところ一番私の特色を生かした仕事かもしれません。
こう書くと、エンジニア専業の方とは違うキャリアのように思われるかもしれませんが、
自己管理方法、時間の使い方、勉強法、キャリアパスなど、悩むところは一緒です。
どうすれば勉強へのモチベーションが続くのか。忙しい中どうやって時間をつくっていくのか。どうすれば環境のせいをやめれるのか。キャリアパスに悩んだらどうすればいいのか。女性としてどうキャリアを選択していけばいいのか。
私もまだまだ未熟で「逆にみなさんに聞きたい!」となんてところもあるのですが、コラムではこういったところにも触れていければと思っています。よろしくお願いします!

・タレントとエンジニアを両立するようになったわけ
さて、閑話休題。私も最初から「タレント×エンジニアの仕事」という需要があるとは思っておらず、プログラミングをはじめた当初はまさか自分がこんな働き方をするなんて思ってもみませんでした。
「なぜこういった働き方をはじめたのか?」と聞かれると「中学生の頃から芸能活動を細々を続けていたのと、大学で学部の専攻がエンジニアリングに近しい分野だったので」と答えるようにしていますが、せっかくの機会なので、エンジニアリングに興味をもったきっかけについて少し詳細に書いていきたいと思います。

まず、ご存知ない方も多いかもしれませんが、タレントは繁閑の差が激しく、急なスケジュールが多い仕事です。そのため、タレント活動を優先しながらアルバイトをしようと思うと、ドタキャンに理解あるところでないとやっていけませんでした。しかし、せっかくならそういった事情に左右されず、なるべく面白い仕事に関わりたいと思っており、学生のうちに「いつでもどこでも好きな仕事ができるスキル」を身につけておこうと心に決めました。最悪タレントの仕事が儲からなくても、合間にもそういう仕事をしていれば生活もできそうだし、おいしいですよね(笑)。

そんな観点から大学で学べるスキルを探しており、まず最初に興味を持ったのはWebサイト制作でした。Webサイト制作をしているフリーランスの方が身の回りに多かったこともあり、これはパソコンひとつでどこでも仕事できるに違いないと思い、熱心に勉強を始めました。大学の授業や外部の講座を通して基礎を学んでから、最終的にはWebデザイン会社で2年間くらいアルバイトをして、現場でも通用するようスキルを磨きました。

Webサイト制作でメインで必要となるスキルは、正確に言えばプログラミングではありません。では、今の仕事に役立っているプログラミングはいつ始めたのかというと、Webサイト制作の仕事でJavaScriptというプログラミング言語に触れ、プログラミングに興味をもつようになったのと、大学の研究会でプログラミングと電子工作の知識が必要だったので、別途勉強をはじめるようになりました。
プログラミングをはじめてからは、4年ほど前はじめてWeb媒体でプログラミングの連載をもったことをきっかけに、他のメディアでも徐々に連載をもつようになってゆき、それに伴って技術力も徐々に向上していき、気づいたらこんな変わったスタイルで働くようになっていました。

今振り返ると、ちょっとのきっかけとほんの小さな変化の積み重ねが、大きな変化を生んでいたように感じます。

・自分を変える近道は、何かをコツコツ続けてみること
私は現状に飽きやすいタイプで、「自分のこういうところ変えていきたいな」と常に思っています。
自分を変えるきっかけは、いつもちょっとしたチャレンジです。
東宝シンデレラオーディションに応募してみたり、たまたまプログラミングに興味をもって勉強してみたり、プログラミングの連載をはじめてみたり…。
私は新しいことに挑戦してみることが大好きです。心機一転、爽快な気持ちになりませんか。
一方で、何かをはじめてはやめてを繰り返す、いわゆる三日坊主になりがちでした。そのせいでせっかくのチャレンジもムダに終わってしまうことが多々ありました。
ここ数年はそんな自分に反省して、きっかけをきっかけで終わらせないように「その後しばらく続ける」ことを意識しています。プログラミングや電子工作の勉強を続けてみたり、定期的に何かものづくりをするようにしてみたり、文章力に自信はないけれど記事を毎月コツコツ書いてみたり……。もともと続けることがあまり得意ではないので、続けざるをえない環境に身を置くようにすることで、なんとか続くように工夫していました。
そうすると不思議なことに、ちゃんと自分が変化していくようになりました。物事大きく変えるためには、こういった小さな変化の積み重ねが大切だったんだなーと、こんな当たり前のことに改めて気付かされました。

と、ここまでいろいろと書いてみたのですが、私もやらなきゃいけないことを後回しにしがちだったり、なにかというとすぐグダグダしてしまったりと、非常に未熟な部分も多いです。アドバイスや思ったこと、オススメのTipsなどあれば、ぜひTwitterへのリプライなどで教えていただけると幸いです。


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