挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
闇を駆ける者達 作者:黒猫紅月
3/3

昔話

むかし、むかし、ひかりのしゅぞくとやみのしゅぞくがなかよくともにくらすせかいがありました。ひかりのしゅぞくはまいにちまほうでさまざまなものをつくり、やみのしゅぞくはまほうをつかってさまざまなものをなおしていました。
あるとき、ひかりのくにのおうさまと、やみのくにのおうじょさまがけっこんすることになりました。
くにのひとびとはおおよろこび。けっこんいわいのおまつりをするために、じゅんびでいそがしいひびをおくっていました。
しかし、ひかりのくにのおうさまは、ひかりのくににすむ、「しろきむすめ」にこいをしました。
やみのおうじょさまは、とてもとてもおこりました。
そしてふたつのくにのあいだでせんそうがはじ まり、おおくのひとびとがしにました。
「しろきむすめ」は、とてもかなしみ、ひかりのくにと、やみのくにのあいだにつよいけっかいをはりました。そして、
「かみさま、わたしのせいで、おおくのひとびとがしにました。もうこのようなことがないように、わたしのいのちとひきかえに、えいきゅうにこのけっかいをおまもりください。」
とかみさまへいのり、いきたえました。
これをきいたかみさまは、「しろきむすめ」をかわいそうにおもって、かのじょのねがいをききいれ、このけっかいをまもることにしました。
もうひとつ、かみさまはかのじょのからだから、「紅葉刀」、「銀杏刀」というかたなをつくり、「しろきむすめ」のこうけいしゃにだいだいまもらせることにしました。
いまも、そのけっかいとかたなは、「しろきむすめ」のこうけいしゃにまもられているということです。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
― 感想を書く ―

1項目の入力から送信できます。
感想を書く場合の注意事項をご確認ください。

名前:

▼良い点
▼悪い点
▼一言
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ