ファーストクラス禁止へ 規則改正の方針
東京都の舛添要一知事の海外出張費が高額だと批判されたことを受け、大阪市の吉村洋文市長は16日の記者会見で、市長の海外出張でファーストクラスの利用を禁じるよう、規則を改正する方針を明らかにした。吉村市長は「市民の常識から逸脱している」と説明した。
市条例に基づき定められた外国旅行の旅費に関する規則では、市長と副市長、教育長、市議は最上級のファーストクラスを使えることになっている。ただ、市給与課によると、2007年に退任した関淳一・元市長以降、ファーストクラスの利用実績はないという。
大阪府の松井一郎知事も15日、ファーストクラスの利用を禁止するための条例改正案を、9月府議会に提出する方針を示している。【岡崎大輔】