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 JR東日本は16日、来年5月1日から運行を始める豪華寝台列車「トランスイート四季島」の原寸大の内装模型を横浜市内で報道陣に公開した。6両に17室ある客室のうち、それぞれ1室の「四季島スイート」(2人利用で1人95万円)と「デラックススイート」(同90万円)の内装がお披露目された。

 四季島スイートは、床に絨毯(じゅうたん)が敷かれ、壁は和紙や漆塗りなどで格子状に飾られている。階段を上ると掘りごたつのある和室があり、高級旅館のような雰囲気だ。ヒノキ風呂もある。デザインしたのは、フェラーリを手がけたことでも知られる工業デザイナーの奥山清行氏(57)。奥山氏は「陸のクルーズとして極めて豪華な旅になると確信している」と話した。

 四季島は10両編成で、6両分が客室、4両分がラウンジやダイニング。上野発着で、3泊4日のコースは、日光(栃木)、函館(北海道)などを巡る。定員34人。主に中高年の利用を見込んでいる。