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 全国のコンビニエンスストアの現金自動出入機(ATM)から約18億6千万円が一斉に引き出された事件で、神奈川県警は16日、偽造カードを使って現金を盗んだとして、新たに東京都渋谷区本町4丁目、会社員浅野元容疑者(31)を窃盗容疑で逮捕し、発表した。容疑を認めているという。

 国際捜査課によると、浅野容疑者は現金の「出し子(引き出し役)」として、5月15日午前7時50分ごろ、同県藤沢市内のコンビニATMから現金50万円を引き出した疑いがある。

 浅野容疑者は4月ごろ、同容疑で逮捕された辻村賢司容疑者(30)から「お金を下ろすアルバイトをしないか」と声をかけられたという。12日朝に「辻村が逮捕された報道を見たので来ました」と大和署に出頭したという。