「日本を元気にする会」松田前代表、政界引退 都知事選出馬は「絶対ない」
2016年6月16日17時57分 スポーツ報知
日本を元気にする会の松田公太参院議員は16日、国会内の会見で、22日公示の参院選に出馬しないことを発表。7月25日の任期満了後は、政界から身を引くと明言した。
不出馬を決めた理由について「真の是々非々の政党を作ろうと思い政治活動してきたが、なかなか仲間も集まらず、1回生の政党代表では難しかった」と語った。他の3つの政党から出馬依頼があったというが断ったという。
1998年にタリーズコーヒージャパンを創業。6年前の参院選で東京選挙区から出馬し初当選した。議員生活を振り返り、「永田町は政治屋が多い。選挙のために政治信条を捨てる人があまりに多いことに驚いた。契約書を破られた時はショックだった」。最後まで永田町の水になじめなかったことを明かした。
15日に東京都の舛添要一都知事が辞任が決定し、7月末にも都知事選が行われる見通しだが、「都知事選への出馬は絶対ない」と断言。現在、応援する候補者もいないという。今後は、ベンチャー企業の経営などに携わっていく。政界から身を引くとしたが、「一度外に出て、是々非々の政党を作れる環境ができたら戻ってくるかもしれない」と将来的な復帰に含みを持たせた。
元気にする会は1月、離党者が出て政党要件を失い、現在所属する国会議員は3人。同会代表だった松田氏は今月2日付で代表を辞任。後任代表にアントニオ猪木参院議員が就任した。松田氏が1か月ほど前に、猪木氏に不出馬を伝えると、二つ返事で「分かりました」と答えたという。