「打ち首より切腹」…舛添知事辞職に都議らは
残務整理や副知事人事を経て、21日付に辞職
政治資金の使い方などを巡る一連の問題で、東京都の舛添知事が15日午前、都議会議長宛てに辞職願を提出した。
都議会議事堂議場では午後1時から本会議が始まる予定だった。しかし、舛添知事の辞職願の提出を受け、議会運営委員会の理事会で対応を協議するためにいったん見送り。舛添知事は登庁の際は無言で、まだ自らの言葉で進退について言及していない。
舛添知事は、午前10時に代理人を通して都議会議長宛てに辞職願を提出したという。辞職願は「諸般の事情を鑑み、辞職したい。議会の承認を求める」という趣旨で、残務整理や副知事人事などがあるため、今月21日付で辞職すると記されているという。
一連の疑惑を巡る自身の進退について、舛添知事は「リオオリンピックまでの猶予」を求めていたが、15日未明まで行われた議会運営委員会で最大会派・自民党を含む全ての会派が一致して不信任決議案を提出したことなどを受けて、辞職を決意したとみられる。
一方、知事の辞職を受けて、すでに提出されている不信任決議案については、取り下げることも視野に各会派で調整を行っている。
都議会自民党・野村有信議員「侍で言えば、打ち首より名誉ある切腹のほうがいいでしょ」
民進党都議団・石川良一議員「いろんな工作をしていたけれど、結局、そこ(辞職)に追い込まれたということ」
今のところ会見は予定されていないが、本会議で舛添知事は自らの進退について何らかの言及をする見通し。
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