「赤あげて。白さげて。赤下げないで白あげて」という、旗あげゲーム。「耳で聞き→脳で解釈→体を動かす」というプロセスを短時間で行うことで、脳に刺激を与えるトレーニングになるため、老人ホームなんかでレクレーションとしてもとりあげられます。
「おばけキャッチ」は、この旗あげゲームやカルタに近い雰囲気。「赤あげて」の聴覚に対する指示が、カードの図柄となって視覚に変わったイメージです。
ただ、絵柄のバリエーションは赤白より多いので、脳への負荷は旗揚げよりも大きく、さらに同じ人間相手の勝負になるから、タイミングはかなりシビア。老人ホームにはちょっと向いていませんね。
正しい駒を誰よりも速くつかめ!
ゲームの流れ
カードを切って山札として裏向きで中央に置きます。ゲームスタートで1番上のカードをめくって表に向けます。
カードをみて、色も形もいずれも一致しない駒を早いもの順でとります。
下は赤の椅子が正解
下は青の本が正解
たまに、色と形の両方が一致するものがまざっており、その場合は一致するものが正解です。
下はネズミが正解ですね。
正解するとそのカードを獲得。山札が全部なくなったときに、一番獲得枚数が多い人が勝ちです。
目と脳と手が追いつかない・・・
えー、赤いのははあるし・・・本もあるから、えい!オバケ!・・・しまった!と
ついつい、しっかり考えずに手が先に出てしまってお手つきが続出することも。
カルタはカルタでも百人一首に近いかな。カードの情報からいかに早く正解を導き出して早く動くかの勝負です。
パッと判断できて、いち早くつかめたときは、脳の伝達が早くなった気がしてうれしい。逆にあとちょっとでとられたときはとても悔しいです。
にわとりのしっぽの短期記憶よりは子どものアドバンテージは高くないので、今のところわが家ではなんとか子供と必死に互角の勝負を繰り広げています。
「今先にカードみたでしょ。ずる!」「先にさわったもん。」「手が当たって痛いよ!」なと、ヒートアップしてしまい号泣してしまうことも。
一瞬の取ったら取られたで勝ち負けが決まるので、ギリギリの取り合いに子供は泣いたり怒ったり。本当のケンカになるくらい、盛り上がるゲームです。
値段もお手頃なので、ドイツの木製コンポーネントの良さを体感できる、手軽なゲームとしておすすめです。
項目 | 評価 | コメント | |
---|---|---|---|
ルールの易しさ | ★★★★☆ | 簡単なルール | |
大人も楽しい | ★★★☆☆ | 普通に楽しい | |
2人でも楽しい | ★★★★☆ | ガチンコ勝負 | |
総合評価 | ★★★★☆ | 手軽に盛り上がる |
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