円相場1ドル=103円台まで値上がり 約1年10か月ぶり
16日の東京外国為替市場は、日銀が今の金融政策を維持したことを受けて、追加の金融緩和を見込んで円を売っていた投資家が円を買い戻したことなどから、円相場は一時、おととし8月以来、およそ1年10か月ぶりに1ドル=103円台まで値上がりしました。
東京外国為替市場は、16日の朝方は1ドル=105円台で推移していましたが、昼前に日銀が今の金融緩和策の維持を決めたことを受けて、追加の金融緩和を見込んで円を売っていた一部の投資家の間で、円を買い戻す動きが広がり、1ドル=104円台まで値上がりしました。
午後に入っても円が買われる流れが続いて、円はドルに対して1日で2円以上、値上がりして一時、1ドル=103円台まで値上がりしました。
1ドル=103円台は、おととし8月以来、およそ1年10か月ぶりです。
市場関係者は「今月23日に行われるイギリスの国民投票を前に、EU離脱派が勢いを増していて世界経済の先行きの不透明感が高まっているとの見方から、比較的、安全な通貨として円が買われやすい状況は当面、続くとみられる」と話しています。
午後に入っても円が買われる流れが続いて、円はドルに対して1日で2円以上、値上がりして一時、1ドル=103円台まで値上がりしました。
1ドル=103円台は、おととし8月以来、およそ1年10か月ぶりです。
市場関係者は「今月23日に行われるイギリスの国民投票を前に、EU離脱派が勢いを増していて世界経済の先行きの不透明感が高まっているとの見方から、比較的、安全な通貨として円が買われやすい状況は当面、続くとみられる」と話しています。