ルイです。
貧乏ひきこもりです。
収入は少ないのに借金はいっぱいあります。
別に消費者金融を使っているわけではありません。
「奨学金」という借金の返済に困っているのです。
奨学金の返済が遠い道のりすぎてつらい
わたしは某国公立大学を卒業しました。
わたしには兄がいますが、兄も同様です。
在学中の学費は奨学金を利用しました。第一種(無利子)奨学金です。
貧乏なおうちだったので、とてもじゃないですけど私立大学なんか通えませんでした。浪人、留年も許されませんでした。「私立大学に行くくらいなら高卒で働け」って小学校のころから言われていましたからねえ。「うちは貧乏だから進学するなら国公立しかありえないな」と幼心に思っていました。
在学中は奨学金のことはあまり気にせずに過ごしていました。別に豪遊もしませんでしたし、飲み会で散財もしませんでしたから。バイトもしていました。講義が難しくなりすぎてわたしのアホな頭ではついていけなくなり、辞めてしまいましたが。
在学中は、「奨学金を背負うこと」の重さをあまり考えていなかったんです。まあ働きながら気長に返していけばいいだろう、と軽く見ていました。
しかし就職後。
毎月毎月容赦なく引き落とされる奨学金。
これってあと何年続くの?完済はいつなの?
え?
20年後?
そのときわたし何歳?
…
…
…
\(^o^)/ヲワタ
アラフォー、いや、支払いが滞ればアラフィフになってしまうかもしれない!
そんな歳になるまで毎月借金の返済をしなければならないのか!!
これは「マイホーム35年ローン」に匹敵するしんどさですよ。
17,18歳で「20年ローン」の支払いを、「自己責任」の下で、背負わなければならない苦しさ。
日本で大学に通うことって、こんなにしんどいことなんですねえ。
ドイツみたいに無償化されたらどんなに嬉しかったか……。
こういうときは本当に実家がお金持ちの家がうらめしく、いや、うらやましくなりますね。
自分の責任でお金を背負わなくていいということが、どれだけ気楽であるか。
奨学金を払わずに大学に通えた人というのは本当に幸せです。
未来の見通しがマジで立たない
毎月この金額の借金返済を続けていくだけでもしんどいですよ。
なのに、この先結婚とか出産とか育児とかやったとしたらどうなるんでしょうか。
夫の奨学金、子供の学費、マイホーム資金………
ちょっと考えるだけで頭が痛くなります。
子どもを育てながら自分の借金(それも学生時代)を返さなければならないって地獄じゃないですか?みんなどうやって両立しているんですか?マジでわからない。どうやってお金の工面をしているんですか?あ、旦那が金持ち?実家が金持ち?奨学金なんか使うような環境で育ってないからわからない?ああ、そうですか……。世の中金ですね。金金金。
最近マジで思うのは「子供は贅沢品」ということ。
あんなにお金がかかる存在をどうして何人も産み育てることができるんだろう……?
お金持ちの方々にはぜひとも少子化解消に貢献していただきたいものです。
わたしは結婚あきらめてるとか言いつつ、じつは結婚できるならしたい、とか思っている歯切れの悪いヤツです。だって自分1人の財布で生きていくの不安だもの。馬力は2つほしい。
だけど、子供がほしいかと言われると微妙です。
「子だくさん家庭がいい!」なんて論外です。ぞっとします。
子ども1人育てるだけでもストレスの多い時代で、子だくさんなんてわたしには絶対無理です。少数精鋭がいいです。
「日本死ね」なんて言葉が多数はてブされて国会でも取り上げられるような時代で、奨学金を背負いながら子供を生み育てていく未来は、わたしにはマジで想像がつきません。地方なら保育園も保育士もありあまっているんですけど……地方は地方で仕事がありませんからね。
奨学金、ご利用は計画的に
奨学金、借りた当初は「働きながら返せばいーや」って気楽に考えていました。
うつで休職に陥った今となっては、「奨学金借りてまで大学に行くべきだったのだろうか?いや、高卒でちゃんとした仕事を探せるほど甘い時代ではなかっただろう。だから大学には行くべきだったんだけど、奨学金ではない違う収入源を探すべきだったんだ、10年前の自分に言ってあげたい……」と考えても仕方ないことをぐるぐる考えています。
奨学金を借りるということは、おっさんおばさんになっても借金を背負うということです。月々の返済額は大きなものではないかもしれませんが、総額でみると数百万円です。決して安い借金ではありません。
「大学に行くお金がないから奨学金を使おう」
それはある意味正しく、ある意味間違った選択です。
進学を検討する高校生のみなさんは、自分は本当に奨学金を借りたほうがいいのかどうか慎重に検討するべきです。
安易に借りた借金は、その後数十年のあなたの人生を縛り付けるかもしれません。
よくよく考えて、ほかの手段も検討して家族とも相談したうえで、学費を工面してみてください。
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