父親刺した51歳次男逮捕 大阪・八尾
15日午後10時10分ごろ、大阪府八尾市南木の本8の無職、池内武夫さん(80)方で、「父親が弟に刺された」と長男から119番があった。八尾市消防本部によると、室内で首から血を流して座っていた池内さんが見つかり、救急搬送したが約1時間後に死亡した。現場にいた次男が父親を刺したことを認めたため、府警八尾署は殺人容疑で逮捕した。
同署によると、次男はアルバイトの道一容疑者(51)。逮捕容疑は同日午後10時5分ごろ、1本の菜箸(約30センチ)で池内さんの首を1カ所突き刺し、死亡させたとしている。道一容疑者は「父親の態度に腹が立って口論になった。殺すつもりはなかった」と殺意を否認している。
現場は八尾空港北側の住宅街。近所の主婦らによると、道一容疑者は両親と長男家族との計8人暮らし。池内さんは数年前に道一容疑者に殴られ、搬送される事件があったという。主婦は「まさか殺人事件が起きるなんて」と話した。【宮本翔平、村田拓也、戸上文恵】