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明治の皇室ゆかりの建物を公開

06月13日 17時37分

明治の皇室ゆかりの建物を公開

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太平洋戦争の前に千葉県市川市の病院に東京から移築され、戦禍を免れた明治時代の皇室ゆかりの建物が、13日初めて一般に公開されました。

公開されたのは、およそ140年前の明治8年に建てられた皇族の邸宅の一部で、戦前、千葉県市川市の病院の開業を記念して皇室から贈られ、東京から移築されました。
太平洋戦争中の空襲で皇室ゆかりの建物が消失するなか、戦禍を免れた貴重な建物を見てもらおうと病院が13日初めて一般に公開し、地元の人などおよそ50人が訪れました。
建物は、およそ200平方メートルのヒノキ造りの平屋で、15畳の応接室など4つの部屋があり、欄間や窓枠にはうるしが塗られているほか、菊の装飾が施されるなど皇室ゆかりの特徴が見られます。
建物は病院を訪れた研究者から「貴重な建物ではないか」と指摘を受けて7年前から調査が始まり、建物の由来などが明らかになったということです。
建物を公開した化学療法研究所附属病院の石垣裕子さんは「文献的な立証がないまま皇室ゆかりの建物だと言い伝えられてきましたが資料などを調べて貴重さが分かってきました。多くの人に知ってもらい大切に保存したい」と話しています。

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