[PR]

 川内村の避難指示解除をめぐり、村で先月に開かれた懇談会で政府側が住民の質問に誤った説明をしていた問題で、内閣府の原子力災害対策本部の担当者が住民宅を訪れ、謝罪していたことがわかった。

 誤った説明があったのは、先月8日の懇談会。80代の女性が自室の空間放射線量が毎時0・3マイクロシーベルトあるとして、解除への不安を訴えた。

 これに対し、原子力災害現地対策本部(福島市)の後藤収・副本部長が「日本全体だともっと高い所がある。(線量は)日本中どこでも一定程度あり、平均すると0・3ぐらいある」と述べ、問題はないと強調した。