【ワシントン共同】米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は14日、北朝鮮が過去1年半の間に核兵器を4~6個増やし、現在の保有数が13~21個に上ると推計した報告書を発表した。
ISISは以前、2014年末時点で10~16個保有しているとの推計を明らかにしていた。今回の増加分を足すと最大で22個となるが、今年1月の核実験で使った1個分を差し引いた。
寧辺にある核施設の衛星写真などを使って稼働状況を調べ、核兵器の原料になる高濃縮ウランとプルトニウムの生産量を分析した。増加分の多くは高濃縮ウランが占めるとの見方を示している。