円相場 1ドル104円台まで値上がり 1年9か月ぶり

円相場 1ドル104円台まで値上がり 1年9か月ぶり
16日の東京外国為替市場は、日銀が今の金融政策を維持したことを受けて、追加の金融緩和を見込んで円を売っていた一部の投資家の間で円を買い戻す動きが強まり、円相場はおととし9月以来、1年9か月ぶりに1ドル=104円台まで値上がりしました。
16日の東京外国為替市場では昼前、日銀が金融政策を現状のまま維持したことが伝わると円を買う動きが一気に強まりました。
市場関係者は「アメリカのFRB=連邦準備制度理事会が15日、利上げを見送ったことで、追加の利上げの時期が遠のいたという観測が広がったことに加えて、一部の投資家の間では、日銀が追加の金融緩和に踏み切るのではないかとして円を売る動きが出ていたため、円を買い戻す動きが一気に広がっている」と話しています。