ひなみのダイエットは明日から

妊活している友人から「妊娠超初期症状を毎月検索するから必要な情報を見やすくまとめてほしい」と言われました。妊娠超初期の生理予定日前になると気になってしょうがないそうです。

私は妊活どころか婚活中なのですが、近い将来のために自分も知っておきたい情報なので、妊娠超初期症状をなるべく網羅できるように関連記事を調べ、症状別の体験談もアンケートや友人から集めてみました。普段食べている食事や使用している薬が妊娠中はダメだったりするので、とても勉強になりました！妊娠する確率をアップさせるための注意点や食事法もわかりやすく紹介させて頂きます。

妊娠を意識する女性だけでなく、男性も奥さんや恋人の変化を見逃さないために是非参考にしてください(´▽`)

目次

妊娠超初期症状はいつから起こる？

妊娠超初期症状とは、妊娠初期症状（妊娠4～15週目）より前に感じる症状で、着床が起こる「生理予定日から1週間前の妊娠3週目」から起こる症状です。

妊娠の妊娠0週目とは前回生理が始まった日から数えます。受精や着床してからが0週目と思っている人は多いのではないでしょうか。

妊娠超初期と妊娠初期の時期の違いは4週目が境目で、妊娠超初期症状は医学的な言葉ではなく、「妊娠検査薬で陽性が出る前に感じる身体の変化」を指します。

タイミング療法で「新鮮な卵子」と「新鮮な精子」が出会えるベストな状態は、「排卵が始まる前に精子を待機させる」ことなのですが、米国の生物統計学者デビッド・ダンソン博士が行った避妊をしていないカップルのみを集めた実験では、最も妊娠率が高かった仲良しのタイミングは「排卵日の2日前」という結果がでました。

精子の寿命は個人差がありますが平均的に3～5日ほどで、3.5日（84時間）を過ぎると受精能力を失ってしまいます。卵子の寿命は排卵後24時間で、受精可能時間はそのうちの6～12時間です。

精子は秒速35～50µmの速さで泳いで、射精後から5～6時間かけて子宮頸管や卵管の貯蔵所にたどり着き、48時間待機します。個人的に前日が一番ベストな受精のタイミングだと思っていたので意外でしたが、タイミングを逃しにくいのが排卵2日前なのかもしれません。

受精から着床までにかかる日数はおよそ一週間と言われていますが、個人差もあるので排卵してから7～10日位で着床します。受精卵は4～5日で子宮にたどり着き、子宮内膜に2～3日かけて着床を完了します。着床が起こるのは生理予定日の1週間前（3週目）で、通常の妊娠検査薬で陽性が出るのは生理予定日から1週間後（5週目）です。

妊娠超初期症状の体験談まとめ

1.微熱・基礎体温が高め・寝汗をかく

妊娠すると黄体ホルモン（プロゲステロン）が受精卵を育てるために体を温める働きを始め、この時期を基礎体温の「高温期」と呼びます。基礎体温とは、体温が低い「低温期」と、低体温期よりも0.3～0.5度高くなる「高温期」の2層に分かれているのが特徴で、朝に目を覚ましたら寝た状態のまま体を動かさず、舌の裏側に基礎体温計を当てて測定します。

受精卵が着床した時期（生理予定日の7日前）から基礎体温グラフが二段階上がりすることもあり、基礎体温が37度以上を何度も超えたり、体のほてりや微熱を感じる人が多いようです。体温が高くなるため、朝起きた時の寝汗によって妊娠に気付く人もいます。インフルエンザなどの風邪症状と似ているので、風邪薬を飲まないように注意しましょう。妊娠4週未満に飲んでしまった風邪薬の影響については、胎児の器官がまだ作られていないので悪影響はほとんどありません。しかし、妊娠を意識している人は薬を飲む前に必ず病院に電話をして医師に相談しましょう。

高温期の途中の受精卵が着床する頃に、ガクッと体温が下がるインプランテーションディップと呼ばれる現象が起こる場合もあります。インプランテーションディップが起こる時期は高温期7日目~10日目頃と言われていますが、医学的にはまだ証明されていない症状で、起こらなくても妊娠している人もいます。

【38歳：ノリコさんの体験談】
いつも35度台なのに37度台になって風邪かと思った
とにかく体が熱くて朝起きると寝汗でびっしょり！

2.頭痛がする・頭がズキズキ痛い・片頭痛（偏頭痛）

妊娠超初期に起こる頭痛の原因ほとんどは片頭痛（偏頭痛）で、子宮内膜を柔らかくしたり血液循環をよくするために黄体ホルモンが血管を広げる拡張作用によって起こります。

血管が広がることによって脳の血管の周りにある神経が圧迫され、ズキズキとした頭痛が起こるのです。頭痛薬を使わずに早く片頭痛を治す方法は、冷やしたタオルや熱さましシートで痛みがあるこめかみ部分や後頭部などを抑えると、血管が収縮して痛みが楽になります。貧血が頭痛の原因になる場合もあります。

1～15週の妊娠超初初期の時期から「アスピリン」を含む頭痛薬を飲むと、奇形児で生まれるリスクが高まるといわれています。バファリンA・バファリン顆粒・ケロリンはアスピリンを含むので飲まないようにしましょう。どうしても薬を飲みたい時は産婦人科で安全な薬を処方してもらう事をおすすめします。

【32歳：yonさんの体験談】
生理予定日頃にズキズキとした頭痛が起こりました
妊娠希望なので薬も飲めなくてつらかったです

3.体がだるい・疲れやすい

妊娠超初期に体がだるくなったり、疲れやすいと感じる原因は、黄体ホルモンの分泌によって体温が上がるからです。

体温がいつもより高くなることによって、体にだるさを感じやすくなり、ホルモンバランスの変化によってエネルギーが消費されて疲労感につながります。妊娠超初期に疲れや倦怠感などの不調を感じた時は、無理をせずにゆっくり休むのがオススメです。

【20代後半：イチゴさんの体験談】
いつもと同じ仕事なのに疲れやすい感じがしました
すごく体がだるくて早く帰りたかったです

4.めまいや貧血、立ちくらみ

妊娠超初期に貧血が起こる原因は、ホルモンバランスの崩れや血液が子宮に集中することによって脳の血液量が減少するため脳貧血になりやすいためです。鉄欠乏性貧血になると動機や息切れ、めまいなどの症状が起こります。

レバーは鉄分が豊富ですが、ビタミンA（動物性のレチノール）を多量に含んでいます。妊娠初期に動物性のビタミンAを過剰摂取すると胎児が口唇列・口蓋裂・水頭症などの奇形になるリスクが高まると言われているので、サプリメント（ヘム鉄）や納豆やほうれん草などの植物性の鉄分（非ヘム鉄）を摂ることを意識しましょう。

ヘム鉄に比べて非ヘム鉄は吸収率が悪いので、ビタミンCやタンパク質と一緒に摂ることで、鉄分の吸収がアップします。他にもタンニンを含む紅茶や緑茶は鉄分の吸収をじゃまするので、麦茶やハーブティーなどがオススメです。

【41歳：ハナさんの体験談】
めまいやふらつきを感じて鉄分入りのドリンクを買いました
ふだん立ちくらみはめったにないのでビックリ

5.イライラする・情緒不安定

生理前のPMS（月経前症候群）でもイライラすることがあるので、妊娠超初期のイライラや情緒不安定との違いを判断する方法は難しいです。それは両方がホルモンバランスの変化によって起こる症状だからです。

イライラする原因は黄体ホルモンの分泌が自律神経に働きかけるため、気持ちが不安定になって感情の起伏が激しくなります。

PMSと妊娠超初期の違いは、生理予定日によってわかります。PMSは生理が始まる1～2週間前に起こる症状で、妊娠超初期は生理予定日あたりを過ぎてもイライラが続きやすいようです。

【33歳：ヨウコさんの体験談】
高温期10日前後に泣いたり怒ったり夫に当たり散らした
自分でも情緒不安定すぎておかしいなと思いました

6.肌荒れ・ニキビ・吹き出物・乾燥・かゆみ

妊娠超初期にできるニキビなどの吹き出物の原因はホルモンバランスが変わり、妊娠を継続する女性ホルモンのプロゲステロン（黄体ホルモン）に皮脂の分泌が活発にして新陳代謝を滞らせる作用があるので、妊娠ニキビの肌トラブルが起こりやすくなります。

皮膚が乾燥したり、かゆみを感じる場合もあり、2～3％の女性に妊娠掻痒症という病気が起こる場合があります。妊娠15週目以降になるとエストロゲン（卵胞ホルモン）がプロゲステロン（黄体ホルモン）の分泌量を上回って、自然に改善されることが多いです。

【30代後半：binさんの体験談】
普段できないニキビが口のまわりや顎に4つもできた
大きい吹き出物なので治るまで恥ずかしかった

7.強い眠気がある

高温期によって体の体温が上昇すると、強い眠気を感じる人が多くなります。眠くなる原因は妊娠によって体が急激に変化するため、プロゲステロン（黄体ホルモン）が体を休ませようとする働きをするためです。

妊娠初期の強い眠気はいつまで続くのか気になりますが、妊娠12週目頃まで続いた後少しずつ軽くなって16週目には落ち着きます。

眠気をなくす方法は、5～15分目を閉じるだけでも眠気が軽くなる効果があります。仕事中や日中にどうしても眠くなった時は試してみてください。

【34歳：sakuraさんの体験談】
仕事の帰り道が眠すぎて途中で仮眠をとるほどでした
睡眠時間がすごく増えました

8.口内炎・歯茎が痛い

妊娠超初期に口内炎や歯茎の炎症による痛みを感じる原因は、ホルモンバランスが崩れることによって免疫機能が低下し、細菌が侵入しやすくなるためです。ウィルス性口内炎にもかかりやすくなってしまいます。

胎児に栄養が送られるようになってビタミンB1、ビタミンB2が不足すると、口内炎ができやすくなります。口の中を歯磨きやうがいで清潔に保ち、栄養バランスのいい食事を食べるようにしましょう。

妊娠中に口内炎を早く治したい場合は、殺菌作用があるはちみつを口内炎に塗ることによって早く治すことができます。殺菌効果が強いマヌカハニーが特にオススメです。

【39歳：しまさんの体験談】
めったに起きない口内炎が着床日頃からできて
親知らずの歯茎も腫れてダブルで痛かったです

9.喉が渇く・喉が痛い

妊娠中に喉が渇く原因は、新陳代謝が活発になるためです。

妊娠すると子宮が大きくなることによって膀胱が圧迫されて頻尿になったり、体温が高くなることによって汗をかきやすくなります。体から出る水分が増える結果、いつもより喉が渇くと感じる場合があります。喉が渇いて乾燥する結果、のどの痛みにもつながるようです。

喉が渇いた時はノンカフェインの飲み物を飲むようにしましょう。麦茶やハーブティーがオススメです。ドリンクによっては飲みすぎると流産が起こる原因にもなるので、詳しくはこちらをチェックしてください。

【40代前半：のぶさんの体験談】
いつもは朝までぐっすりなのに
夜中に喉が渇いて何度も起きた

10.胸が大きくなる、胸の張り・胸が痛くなる

妊娠超初期に胸が張る原因は、黄体ホルモンの分泌量が増えて乳房の乳腺や乳管が成長して活性化するためです。血管が膨張するため、胸が内側から圧迫される痛みや張りを感じます。

具体的な症状には、胸が張る、胸が固くなる、バストトップまわりの痛みやかゆみなどがあり、生理日の時よりも強く症状を感じる人が多いようです。

生理と妊娠の胸の張りの見分け方は、生理の場合は生理予定日から徐々に痛みが治まるのに対して、妊娠している妊娠超初期の胸の張りは生理予定日を過ぎても続き、乳首にも違和感を感じたり痛くなったりする点です。

もちろん感じ方には個人差があるので、胸の張りを感じなくても妊娠している可能性があります。妊娠している場合、胸の張りによる痛みが治まる時期も個人差があり、つわりが収まった時期に楽になる人もいれば、出産後まで胸の張りが続く人もいます。

胸の痛みが強い時は、締め付けの弱い低刺激の下着を選ぶようにしましょう。基本的に体を冷やすのはよくありませんが、眠れない程になる場合は、熱さましシートや絞った濡れタオルなどで胸だけを冷やすと痛みが和らぎます。長時間冷やし過ぎないように注意しましょう。

【34歳：ぴょんさんの体験談】
胸の張りがすごくてブラのホックを外さないと苦しい位に！
生理の時よりも強く感じました

11.乳首が敏感になる・乳首が痛い・乳首が黒くなる

乳首（乳頭）にチリチリとした痛みやかゆみを感じるのは、妊娠初期に起こりやすい症状です。ひどい場合は乳首が衣服に触れるだけで痛みを感じます。

原因は黄体ホルモンと卵胞ホルモンの働きによるもので、これらのホルモンが母乳を作るための乳線組織や乳管を発達させるためです。ホルモンの働きによる見た目の変化としては、乳首にブツブツができたり、乳首の色が濃くなると感じる場合もあります。

妊娠によって乳首が黒くなる原因は、赤ちゃんの授乳に備えるために肌を守るメラニン色素が活性化するためと言われています。

【37歳：さおりさんの体験談】
生理1週間前は乳首がかゆくなる感じ
生理予定日を過ぎた頃から乳首が引っ張られるような痛みがあった

12.腹痛・下腹部のチクチクする痛み・お腹が張る

妊娠超初期に起こる腹痛の原因は、着床した受精卵によって子宮が大きくなるため、子宮と周りにある筋が引き伸ばされる痛みが出ます。痛みの感じ方にはさまざまな症状があります。

生理前にも下腹部痛が起こるため妊娠超初期症状と生理痛の見分け方はつきにくいです。他の妊娠初期特有の症状が多く当てはまるかどうかで、生理と妊娠超初期との違いを判断するしかないようです。

着床日から受精卵が子宮内膜の中へともぐりこみ、根を張ろうとする時に感じる痛みを着床痛といいますが、医学的な根拠があるわけではなく、妊娠した人が「そういえばあの時…」と後から振り返った痛みの症状です。着床程度で痛みは感じないという専門家もいるのですが、チクチクした着床痛を感じたという体験談は多いみたいです。

【36歳：ケロさんの体験談】
子宮や卵巣のあたりがたまにチクチクする痛みを感じた
また生理が来るのかなと憂鬱になりました

13.腰痛、腰の痛み

腰痛は妊娠超初期だけの症状ではなく、生理前にも起こりやすいので見分け方が難しいです。生理と妊娠超初期どちらの腰痛かを判断する方法は、痛む箇所や痛みの強弱などの症状にいつもとの違いを感じるかどうかです。生理予定日になって痛みが強くなったり、腰や骨盤まわりに長く続く痛みを感じる人もいます。

腰痛が起こる原因の1つは、妊娠超初期症状に卵巣から多く分泌される「リラキシン」というホルモンで、「リラキシン」は関節を緩める働きをするため、腰の負担が増えて腰痛が起こりやすくなります。しかし、「リラキシン」は生理前にも分泌量が増えるホルモンなので判断は難しいかもしれません。運動不足による血行不良で腰痛を引き起こす場合もあります。

妊娠12～15週頃にはホルモンが安定して、徐々に腰痛は解消されます。市販の湿布薬には血管を収縮させて冷却する「ケトプロフェン」という成分が入っている商品があり、胎児の血のめぐりが悪くなる場合があります。「妊娠中は禁忌」などの注意書きがなくても、妊娠中の湿布薬は避けた方がいいという慎重な意見もあるので、使用前に医師に相談しましょう。

【29歳：ろくさんの体験談】
腰にいつもと違う痛みを感じました
ぎっくり腰になったかと思いました

14.足の付け根の痛み・恥骨痛

妊娠初期に脚の付け根が痛む原因は2つあります。

1つは子宮が大きくなることによって子宮を支える円靭帯という靭帯が伸び、足の付け根に引っ張られてつったような円靭帯痛を感じます。円靭帯とは小指の先ほどの太さのじん帯で左右に1本ずつあり、場所は卵管の付け根の筋層から骨盤の恥骨の間にあります。

もう1つは妊娠すると「リラキシン」というホルモンが分泌され、「リラキシン」に全身の筋肉や靭帯を緩める働きがあることが原因です。リラキシンの影響によって骨盤まわりの筋肉や靭帯が緩んで骨盤が広がり、不安定になった骨盤を支える筋肉に負担がかかって子宮を支える靱帯がつったように感じたり、腰痛を引き起こしたりします。

足の付け根の痛みは、座り仕事で筋力が弱い人や、腰痛持ちの人に感じやすい妊娠超初期症状です。

【33歳：ナカムラさんの体験談】
足の付け根がつっぱるような恥骨痛を感じました
こんな痛みはいつもの生理前は起こらなかった

15.鼻水やくしゃみが出る

妊娠初期に鼻水やくしゃみが出る原因は、妊娠によるホルモンバランスのくずれや自律神経の乱れによって、鼻の粘膜がうっ血して炎症を起こすためです。

妊娠によってくしゃみや鼻づまりが起こる症状を「妊娠性鼻炎」といい、妊娠初期から始まる人もいます。「妊娠性鼻炎」になると鼻炎がいつもより敏感になるので、花粉やハウスダスト、煙草の煙が症状を特に悪化させます。

風邪をひいたと勘違いする場合もありますが、風邪薬や鼻炎に即効性がある抗アレルギー薬は妊娠初期に服用することによって胎児に影響する場合があるので、服用する前に必ず医師の指示に従いましょう。

【35歳：ひろみさんの体験談】
着床した頃から3日位花粉症のような
鼻水やくしゃみが出ました

16.匂いに敏感になる

妊娠超初期から妊娠初期に嗅覚の変化が起こる場合があります。妊娠によって分泌が増える「エストロゲン」というホルモンには、嗅覚を敏感にする働きがあるのです。ホルモンバランスの変化によって自律神経が乱れ、嗅覚が過敏になるとも言われています。

妊娠によってにおいに敏感になるのは、人間だけでなく自然界の動物にも起こる症状で、敵から子供を守るための防衛本能だといわれています。喫煙家でも妊娠したことによって「タバコの煙が急にダメになった」という人もいるほどです。

【31歳：amiさんの体験談】
外の色んな匂いに敏感になりました
鼻がよくなった感じがします

17.食の好みの変化（酸っぱい食べ物が好きになる・お酒が飲めなくなる）

妊娠すると「柑橘類のすっぱいものが食べたくなる」とか「お酒が急にダメになった」という症状が起こり、食べ物や飲み物の好みが変わったりします。さっぱりした食べ物だけではなく、ポテトが食べたくなったり、嫌いな食べ物が好きになったり、好きな食べ物が嫌いになる人もいるようです。

妊娠による食の好みの変化は、ホルモンバランスの変化によって自律神経が乱れるために起こります。産後は自然に元に戻り、妊娠中に大好きだった食べ物がパッタリ食べられなくなる場合もあるようです。

妊娠してお酒が急に飲めなくなる症状は、妊娠の継続を阻害する食べ物や飲み物から赤ちゃんを守ろうとする本能かもしれません。

【20代後半：ゆきさんの体験談】
大好きなビールやチョコが食べたくなくなり
キムチや果物が食べたくなった

18.唾液が増える・ゲップが出る

妊娠すると、よだれやげっぷが増える事があります。はっきりとした原因はまだ解明されていませんが、妊娠中は消化機能が低下するため、中国漢方医学の言葉で「水毒」と言われる「水分の代謝が悪くなる状態」になることが原因の1つと言われています。対策として、消化のいい食事をゆっくりと食べる対処法がオススメです。ゲップが気になる人は炭酸飲料は控えめにしましょう。

妊娠中はホルモンバランスが乱れることが原因で、ストレスホルモンのコルチゾールが分泌され、唾液の分泌に異常を起こす場合もあります。

唾液が出る症状は、「よだれづわり」という妊娠初期症状で、「唾液過多症」とも言われます。唾液が飲み込めない程の量になる場合もあり、多い人だとペットボトル一杯分になるほど出るそうです。

ビタミンB6が不足することで唾液の分泌に異常をきたす場合もあるので、正しい食生活とビタミンB6の摂取によって改善する場合もあります。ビタミンB6はニンニクや鶏のひき肉に多く含まれています。

【42歳：カオリさんの体験談】
いつもより唾液の量が増えてゲップも出るようになった
飲み込むのが嫌で洗面所でペッて吐いてました

19.吐き気・胃がムカムカする・胸焼け

妊娠によるつわりがいつから起こるかというと、通常は妊娠4週目～6週目頃から始まります。早い人で妊娠3週目の着床期から胃がむかむかとする胸やけやつわりを感じる人もいるようです。

つわりが一番強くなるピークは妊娠8週～11週目ころで、その後は徐々に落ち着いて妊娠16週頃にはほとんどの人のつわりが治まりますが、つわりが全く起こらない人や妊娠後期までつわりが続く人もいます。

つわりが起こる原因は医学的にはまだ解明されていません。こんなに化学が目覚ましい発展を遂げているのに不思議ですよね。つわりで最も有力と考えられる原因はホルモンバランスの崩れだと言われていますが、他にもいろんな説があります。

通常の妊婦の体はアルカリ性ですが、妊娠中は胎児の老廃物によって血液が酸性になるため、アルカリ性に戻そうとする働きによってつわりが起こるとも言われています。妊娠中は虫歯になりやすいのも、口内が酸性になって歯のエナメル質が溶けやすくなるからです。妊娠超初期は卵胞が着床したばかりで不安定な状態なので、赤ちゃんが母親を休ませるための信号として「ママ！ここにいるよ！」とつわりを起こすという考えもあります。

【30代前半：くまさんの体験談】
排卵日7～8日目から胃がムカムカしました
でも何か食べたいような感じでした

20.着床出血がある・生理予定日1週間前の出血

着床出血が起こるしくみとは、受精卵が着床する時に子宮内膜に根を生やす根絨毛（じゅうもう）が子宮内膜にある血管を溶かし、その血管と受精卵をくっつけて栄養を取り込みます。子宮内膜が溶かされる時に軽い痛みを感じたり、溶かされた血管から漏れた血液が排出されてる症状を着床出血と言います。

着床出血には個人差があり、全く痛みや出血が起こらない人もいるほど微量な出血なので、妊娠を意識している人でない限り気付かない人がほとんどかもしれません。妊娠していても着床出血がない場合が多く、着床出血が確認できる確率は50人に1人と言われています。気付いていない人を含めると、着床出血が起こる確率は10人に1~2人の10～20％程度です。着床出血の症状をまとめました。

着床出血の色や出血量、時期には個人差があります。色は鮮血の場合もありますし、おりもののようにドロッとしたものが出る場合もあります。

【36歳：ヨウさんの体験談】
生理予定日1週間前に薄い血がティッシュについた
ピンク色で時間が経つと薄い茶色に変化しました

21.おりものの変化・オリモノの量が増える

妊娠すると黄体ホルモンであるプロゲステロンが活発になり、細菌から胎児を守るためにおりものの量が増えて子宮内が酸性に近づきます。

妊娠超初期のおりものの変化は、着床した日からおりものの量が増えて、サラサラとしているのが特徴です。オリモノの色は透明からうっすらと白っぽいのが一般的です。

人によってはクリーム色から黄色に変化して、最終的に茶色っぽくなったという人もいます。個人差があるのでいつもと違ったおりものの変化を感じた場合、妊娠している可能性があります。

【32歳：オトベさんの体験談】
生理前はベタっとした黄色いおりものだけど
無臭で水っぽいさらさらした感じになりました

22.頻尿・トイレが近くなる

通常の排尿回数は個人差はありますが1日5～6回と言われています。それくらいの回数だった人が倍近くの1日9～10回の頻尿になる兆候は、妊娠している可能性があります。

妊娠によって頻尿になる原因は、子宮が大きくなることによって子宮のすぐ下にある膀胱が圧迫されて尿を溜められる量が少なくなってしまうからです。体内の水分量が増えて、代謝がよくなることもトイレが近くなる原因です。

頻尿は妊娠すると起こりやすい症状で、夜に何度も尿意で起きておかしいと感じる人もいます。尿意を感じてトイレに行ってもいつもより出る量は少なくなりますが、我慢せずにこまめにトイレに行くことで膀胱炎などの感染症を防ぐことができます。

【30代後半：aiさんの体験談】
生理予定日の少し前から夜中に何度もトイレで目覚めるようになった
昼間も頻尿気味でした

23.ガス・おならが出る、おならが臭い

妊娠初期はおなかにガスが溜まりやすくなります。原因はホルモンバランスの急激な変化によって、子宮が大きくなる影響で内臓が圧迫されたり、体内の水分や栄養が胎児に回されるため便秘気味になったり消化器官の機能が低下するためです。

おならがいつもより臭くなったと感じる人もいますが、便が長く腸内にとどまることによる発酵臭が原因なので、食物繊維や乳酸菌を積極的に食べて腸内環境を整えることによって改善します。つわりによる食事の栄養バランスの崩れが便秘の原因になる場合もあります。

【39歳：ぽっぽさんの体験談】
恥ずかしいのですが、なぜか
おならがよく出るようになりました

24.下痢や便秘になる

受精卵を守るプロゲステロン（黄体ホルモン）が大量に分泌されると、腸のぜん動運動を抑える働きがあるので便秘になりやすくなります。しかし、逆にホルモンバランスの変化による自律神経の乱れで下痢になる人もいます。

妊娠超初期の下痢は流産の危険性を高めるのではと心配になりますが、ホルモンバランスの崩れが原因の下痢によって子宮収縮が起こることはほぼありません。

しかし、食中毒による下痢は子宮収縮を促して流産が起こる危険性があるので、速やかに産婦人科で受信しましょう。妊娠初期は手洗いの徹底と生ものを避けることによって、食中毒のリスクを防ぐことができます。

【42歳：そらさんの体験談】
お腹の調子が悪くて下痢気味になりました
食当たりでもしたのかと思いましたが生理予定日は便秘になりました

25.むくみ（浮腫）

妊娠すると女性ホルモンの働きで体内に水分を貯めようとするため、むくみやすくなります。子宮が大きくなることによってて下半身を圧迫し、血行が悪くなるのもむくみの原因の1つです。

もし妊娠超初期にむくみを感じたら塩分は控えめにしましょう。衣類による締め付けによってむくみやすくなる場合もあるので、締め付けの少ない服や下着を選ぶのがオススメです。

塩分を排出するカリウムを含んだ野菜や果物を積極的に摂取することによって、むくみを軽減することができます。パセリやアボカド、海藻などをバランスよく食事に取り入れましょう。

【37歳：マロさんの体験談】
脚がだるくてむくみを感じました
毎日お風呂でマッサージしてました

化学流産が起こりやすい時期と確率と原因

化学流産とは、受精した精子と卵子が子宮内膜に着床した後、成長が止まってしまうことによって妊娠が継続できなくなる状態をいいます。

化学流産が起こる確率は45％で、健康な夫婦でも30～40％と非常に高いです。

もし、化学流産が起こったとしても、普通の生理と変わりないので気づかないことが多く、年齢が高くなるほど化学流産が起こる確率も高くなります。

化学流産は5週目の時期に起こりやすく、60％は防ぐことができない

化学流産は妊娠5週目に起こりやすいと言われています。

化学流産が起こる原因の60％は染色体異常による自然淘汰といわれているので、どんなに体に気を付けても防ぐことができません。

初期流産とは、妊娠12週目以前に起こる流産ですが、化学流産は医学的には流産ではなく、胎のうが確認できる段階まで至らなかった状態をいいます。化学流産が起こる原因をまとめました。

性行為やカフェインはNG！化学流産を防ぐために気を付ける注意点

妊娠を意識する妊活中の女性が自分の力で化学流産が起こらないようにするためには体を冷やしたり、子宮収縮の原因を作らない事です。

胎児に栄養が送られるのは妊娠4ヶ月からなので飲酒や喫煙に大きな影響はないと言われていますが、飲酒や喫煙は体の冷えを招くため流産の確率が高くなると言われています。

妊娠するとhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)という妊娠検査薬で陽性反応が出るホルモンが分泌され、妊娠周期が進むにつれて濃くなっていきます。妊娠に重要な働きをするプロゲステロンというホルモンには、妊娠の維持と子宮筋の収縮を抑える働きがあります。

性行為自体には問題はないと言われていますが、化学流産する確率は0％ではありません。それは性行為（仲良し）によって体が冷えたり、精子に子宮を収縮させる成分が含まれているためです。自慰も子宮の収縮が起こるので、少しでも化学流産の確率を減らしたいなら我慢した方がいいかもしれません。しかし、我慢することがストレスになると自律神経が乱れて子宮が収縮する原因になるので、妊娠超初期の性行為はコンドームを使用し、体の負担にならないように気を付けましょう。

続いて、オススメの妊活食事法や注意点を紹介します。食べた後に赤ちゃんに良くなかったと後悔しないために、知識として知っておくと安心です。

魚には良質なたんぱく質とカルシウム、DHA（ドコサヘキサエン酸）やEPA（エイコサペンタエン酸）などの栄養素が豊富に含まれているので妊娠初期にオススメの食べ物なのですが、大型の魚は水銀含有量が高い傾向にあるので注意が必要です。

それは魚の中に含まれる水銀が一定以上になると、赤ちゃんに「音を聞いた反応の速度が1/1000秒以下のレベルで遅れる」という影響を与える可能性があるからです。妊娠に気付く前の水銀量については徐々に体に排出されていくため神経質にならなくても大丈夫ですが、胎盤ができる妊娠4ヶ月から水銀が赤ちゃんに取り込まれてしまうので、水銀を多く含む魚の食べ過ぎには注意しましょう。

ツナ缶は水銀含有量が少ないキハダマグロやカツオ、ビンナガマグロが使用されていることが多いので特に注意が必要ではありません。厚生労働省の発表によるとDHAとEPAを1日1g(1000mg) 摂取することを健康のために推薦していて、この量を魚で換算した1日摂取量は約90ｇです。（出典:厚生労働省審議会記事）

注意が必要な魚を食べる量の上限は1週間にマグロの刺身半人前（40ｇ）程度です。魚の種類別の安全な摂取量については、詳しい内容が厚生労働省のパンフレット「これからママになるあなたへ」で確認することができます

リステリア菌のリスクが高い魚や魚卵なども妊娠超初期～妊娠中はできるだけ避けることが重要です。日本に流通している魚卵製品汚染確率をまとめました。（出典:食品安全委員会）

妊娠超初期のカフェインは鉄分やカルシウムの吸収を阻害したり、子宮収縮や冷えの原因になります。

妊娠初期のカフェインの安全な摂取量は100mg以下（コーヒー1杯程度）であれば赤ちゃんに影響はないそうです。カフェインはコーヒーだけではなく、紅茶や緑茶、コーラやチョコレートにも含まれているので摂り過ぎに注意しましょう。カフェインゼロの麦茶やルイボスティー、黒豆茶や、体を温めて冷え性を改善する生姜湯もオススメです。

化学流産が起こりやすい黄体機能不全症状をチェック

子宮内膜は赤ちゃんのふかふかのベッドとよく例えられ、着床に重要な役割を果たします。子宮内膜の厚みは10～12mmの厚さが理想的で、15mm以上あると着床率が高くなります。最低限必要な厚みは6㎜と言われていますが、実際は8mm以下の薄さでは着床しにくいと言われています。

子宮内膜が厚くならないのは、黄体ホルモンの分泌が少ない「黄体機能不全」が主な原因です。

黄体機能不全とは黄体ホルモン（プレゲステロン）の分泌が上手く機能しないため子宮内膜が厚くなりにくく、高温期を保てないことによって受精卵が着床しずらくなったり、妊娠を維持できずに化学流産が起こりやすくなる疾患です。

黄体機能不全は生理前の自覚症状と、基礎体温の低温期と高温期である程度判断できます。基礎体温は排卵から高温期に入り、月経を迎えると低温期に入ります。以下の症状に心当たりがある場合は黄体機能不全の可能性があります。

化学流産を予防する！子宮内膜を厚くする食べ物

子宮内膜が薄いと着床しにくくなって、化学流産が起こりやすくなります。妊娠するためには子宮内膜の厚さが10mm以上が望ましいとされているので、妊娠する前から食事に気を付けることで妊娠率を上げることができます。

子宮内膜症や子宮筋腫などの婦人病は、食生活の影響によるホルモンバランスの乱れによって発症することが多いのです。子宮内膜をふかふかするために、体を妊娠しやすい状態にする良い食べ物を紹介します。

大豆イソフラボン

大豆や納豆、豆乳などの大豆類には大豆イソフラボンが含まれています。大豆イソフラボンは女性ホルモンと同じ働きをしてくれるので、ホルモンバランスが整うことによって子宮内膜をフカフカに厚くしてくれる効果があります。

ただし、大豆イソフラボンは摂りすぎると月経不順を引き起こして逆効果になるので、摂り過ぎには注意してください。大豆イソフラボンの1日の摂取量の上限は1日に75mg、サプリメントなどの健康食品の上限は30mgに食品安全委員会で設定されています。この上限値を超えたらすぐに体に影響があるわけではなく、毎日の平均値としての上限なので1日の数字が超えていても神経質にならなくて大丈夫です。

ビタミンE

ナッツ類やカボチャに含まれるビタミンEには血行を良くする働きがあります。血行が良くなることによって子宮内膜が厚くなりやすくなります。

ビタミンEの1日の適正摂取量は女性8mg、男性10mgで、摂取量上限は900IU(600mg)と日本では定められています。食事でこの上限を超えることは大変ですが、サプリメントだと1錠で510mg位ある商品もあるので、使用量を誤ったり複数のサプリメントを組み合わせると摂り過ぎる可能性があります。

亜鉛

亜鉛は卵胞を育てる働きがある「卵胞刺激ホルモン(FSH)」や排卵を促してエストロゲンとプロゲステロン（黄体ホルモン）の分泌を促進する「黄体形成ホルモン(LH)」の働きを高めてくれます。亜鉛が不足すると低温期が長くなったり、高温期が短くなって子宮内膜を保つ働きが低下する原因になります。

亜鉛には卵子の老化を防止したり、受精卵の細胞分裂を活発化して胎児の成長を助けてくれる働きもあります。亜鉛は早産や流産予防に効果的なので、30代や40代の高齢出産や妊娠しにくいと感じる人にオススメです。

厚生労働省による亜鉛の摂取量目安は成人で1日3mg～15mgで、摂取量上限は30mgです。推奨摂取量は成人女性で約9mgですが、妊娠中や授乳中は亜鉛の必要量が増えるため、通常より2mg多く摂ることが推奨されています。亜鉛の過剰摂取は鉄分や銅の吸収を妨げて貧血になりやすいので注意しましょう。生理中は0.4mg～0.5mgの亜鉛が血液と一緒に失われるので、亜鉛不足も貧血の原因になります。

生牡蠣やナチュラルチーズのパルメザンチーズにも亜鉛が多いのですが、生牡蠣はノロウィルスなどの食中毒を起こす可能性がありますし、海外のパルメザンチーズは加熱されていない場合リステリア菌がいる可能性があるので、妊娠中は避けた方がいいです。日本製造のパルメザンチーズは加熱が義務付けられているので安心です。

亜鉛はクエン酸や動物タンパク質、ビタミンCと一緒に摂ると吸収率がアップしますが、以下の食品と一緒に摂ると吸収を妨げてしまうので、時間をずらして摂取しましょう。

葉酸

葉酸（プテロイルモノグルタミン酸）は妊娠発覚前から飲むことによって妊娠率がアップします。葉酸には血液を作る造血作用と血液をサラサラにする効果があるため、子宮内の血流量がアップし、卵胞の発育が良くなる卵胞ホルモンの分泌を活発にする働きがあるため、子宮内膜が厚くなります。

葉酸を摂取することによって、脳や脊髄が正しく成長できなくなる二分脊椎症などの神経管閉鎖障害のリスクは70％軽減すると言われています。つまり、葉酸は良質な卵胞を発育してくれるため、先天性異常による自然淘汰の確率を減らすことができるので、化学流産が起こる確率も同時に減らすことが期待できるのです。

葉酸の1日の摂取量は妊娠希望の人や妊娠初期の女性の場合、「食事による天然葉酸240μg」+「サプリメントなどによる合成葉酸240μg」の葉酸を1日480μg摂取量するが厚生労働省で推奨されています。

食事で摂る天然葉酸だけでは足りないので、厚生労働省はサプリメントなどの合成葉酸による葉酸の摂取方法を推奨しています。その理由は2つあり、1つは天然葉酸は加熱や胃酸に弱いため約50％が体内に吸収されないこと、もう1つは神経管閉鎖障害のリスクが低減する結果が認められたのは合成葉酸のみであり、天然葉酸の科学的根拠は不十分なためです。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準（2015 年版）」では食品から摂取する天然葉酸の推奨量は18歳以上の女性で1日240μgです。妊娠を計画している、または妊娠の可能性がある女性は食事で摂る通常量の240μgに追加して、240μgの量の葉酸を葉酸サプリなどで摂取することを推奨しています。（出典:厚生労働省HP）

昆布やわかめなどの海藻は葉酸が豊富ですが、大量に摂取するとヨード（ヨウ素）の摂りすぎによる甲状腺機能低下症という病気になって、流産や早産が増える可能性があるので、摂り過ぎには注意しましょう。詳しくは以下のとろろ昆布にまとめます。

とろろ昆布

とろろ昆布には黄体ホルモンと似た成分が入っているので、ホルモンバランスを整えてくれると言われています。黄体ホルモンは子宮内膜をふかふかに厚くして高温期の体温維持を助けてくれるので、高温期にとろろ昆布を食べると子宮内膜を厚くしてくれるのです。

しかし、とろろ昆布などの海藻類を大量に摂取するとヨード（ヨウ素）の摂りすぎによる甲状腺機能低下症という病気になる可能性があるので、摂り過ぎは禁物です。イソジンのうがい薬もヨード含有量が多いので注意しましょう。甲状腺機能低下症の症状はむくみや皮膚の乾燥や、無気力になって頭の回転が鈍くなったり、月経の量が多くなり長く続くことなどが特徴です。

厚生労働省発表の「日本人の食事摂取基準（2015年版）」ヨード摂取の推奨量の目安は18歳以上の成人女性で1日130μg、摂り過ぎになる上限は成人男女で1日3,000μg（3mg）です。しかし、 妊婦の耐容上限量は1日2,000μgとされています。とろろ昆布は1gで1500μgもヨードが含まれているので、摂り過ぎには注意してください。（出典:厚生労働省HP）

妊娠超初期まとめ

妊娠超初期症状はまったく感じないという人もいますが、特に妊娠を意識せずに自然にできたという人にこういった意見が多いようです。

それは妊娠超初期症状が本当に些細な体の変化なので、意識しないと見逃してしまうからでしょう。妊娠を心待ちにしている人ほど、些細な体調の変化を敏感に感じとることができるのかもしれません。しかし、妊娠を期待するほど生理が来た時のショックも大きく、落ち込みやすくなります。

ストレスは不妊にも影響するので、生理が来ても思いつめ過ぎない事が大切です。

生理開始予定日から1週間を待たずしてフライング検査をしたり、妊娠検査薬を何度も使用するのは正確な結果が出ない場合もあります。検査薬のお金ももったいないので何か予定がある場合を除いて、生理予定日から1週間後をリラックスして待ちましょう。

タイミング療法を何度試しても赤ちゃんができない場合は、不妊治療を専門に扱っている病院に相談すると原因がわかって安心できるかもしれません。30代後半になると通っている人はとても多く、子宮内膜の厚さを診てもらったり不妊の原因を解消する治療を受けられるので、もっと早く来ればよかったと不妊治療中の友人は言っていました。

エコー検査とも呼ばれる超音波検査で胎嚢が見えるようになる時期は妊娠4～5週頃で、早ければ妊娠6週目頃から心拍を確認することができます。病院に行くタイミングは妊娠検査薬が反応する生理予定日から1週間後（5週目）が理想ですが、正常な妊娠ではない子宮外妊娠の可能性もゼロではないので、遅くても妊娠8週目までには受診しましょう。早すぎると「胎嚢がまだ確認できないので1週間後に来てください」と帰されて診察料が余分にかかったというケースもありますが、早めに産婦人科で受診することによって安心できると思います。

心拍確認後の流産の確率は3～5％にぐっと下がります。普段は体重が増えすぎないように軽い運動を心がけて、血の巡りがいい健康的な体作りを心がけましょう。この記事が心待ちにしている赤ちゃんに気付くきっかけや、先輩ママになる手助けになれば嬉しいです(^^)