大阪府の宿泊税 総務相が同意へ

大阪府の宿泊税 総務相が同意へ
大阪府が創設を目指していた、府内のホテルなどの宿泊客から1泊につき数百円程度徴収する「宿泊税」について、高市総務大臣は閣議のあとの記者会見で、新設に同意する考えを示しました。
大阪府は、外国人観光客に優しいまちづくりに必要な財源を確保するため、府内にあるホテルなどの宿泊施設に泊まる客から、宿泊料金に応じて1泊につき100円から300円の「宿泊税」を徴収する方針を決め、ことし3月に必要な条例を制定して国に同意を求めていました。
これについて、高市総務大臣は閣議のあとの記者会見で、「地方財政審議会の意見を踏まえて検討してきたが、本日同意することとした」と述べ、大阪府の「宿泊税」の新設に同意する考えを示しました。
これを受けて大阪府は来年1月から、「宿泊税」の課税を始める考えで、年間およそ11億円の税収を見込んでいるということです。
総務省によりますと、「宿泊税」の導入は、東京都に次いで全国で2番目だということです。