【岡田敏一のエンタメよもやま話】
さて、今週ご紹介するエンターテインメントは、スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末といったイマドキのハイテク?機器に関するお話です。
その昔、朝の通勤電車の中でサラリーマンは新聞を読んでいたものでした。学生時代、すし詰めの社内で小さく折り畳んだ新聞を申し訳なさそうに必死で読んでいる中年サラリーマンの姿を見て「新聞のどこがそんなにオモロいねん」と不思議に思ったものでした。
しかし今、電車内で新聞を読んでいる人はもはや数えるほどしかおりません。大人も子供もみんな下を向いてスマホの画面に見入りながら、指をちゃかちゃか動かしています。
わざわざ言及するまでもないですが、いまやスマホは国民の必需品になりつつあります。1人で2台持っている人も珍しくありません。
今年の4月8日に内閣府が発表した消費動向調査によると、今年3月末時点でスマホを持っている世帯の割合は67・4%で前年同期比6・8ポイント上昇。一方「ガラケー」とも呼ばれる従来型をはじめとするスマホ以外の携帯電話は同5・5ポイント下がり64・3%で、スマホがガラケーの普及率を初めて上回ったそうです。
ちなみに携帯電話全体の普及率は同0・9ポイント上がり95・3%に。タブレット型端末も同3・7ポイント上がり32・0%になりました。
実際、通話だけでなく、簡単にネットにつながるスマホさえあればニュースも音楽もゲームもじゃんじゃん楽しめるのですから、仕方ないとは思いますが、個人的には、いい年をした大人が必死でスマホのゲームに興じる姿には違和感を覚えます。
だがしかし。いろんな面でスマホの使用に関し、分別が付く大人はいいのですが「こんなにいろんなことに使えるスマホを子供に持たせて問題ないのか」と思ったことはありませんか?。実は問題大ありなのです。欧米では昨今、子供にスマホや携帯電話を持たせることの是非や悪影響が取り沙汰されています。今回はその問題についてご説明いたします。
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