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6月8~10日まで幕張メッセで開催されたInterop 2016にUbuntuの開発元であるCanonicalの創業者 Mark Shuttleworth氏が登壇。インターネットとオープンソースソフトウェアが抱える課題に関して「Success is all about Operation」と題して講演した。
Interop初日に行われた、約500人のキャパシティに対して1000人以上の参加希望があったというShuttleworth氏の基調講演だが、タイトルが示すようにITによる成功とはもはや機能や価格競争力ではなく「運用をいかに効率良くできるか」にかかっているというものであった。
まずUbuntuがCloudやOpenStackの環境において高いシェアを持っていることを紹介した。Amazon Web Services(AWS)のマシンイメージとして70%がUbuntuであり、MicrosoftのAzureにおいては80%、Dockerのイメージの70%、そしてOpenStackにおいても65%がUbuntuを使っているという。そこからテレコムキャリアにおける通信インフラとしても高いシェアを持っていると強調。
次にオープンソースソフトウェアの登場によってソフトウェアそのものの価格が限りなくゼロに近づいている一方、コストの総量は変わらず、むしろ高くなっている。その原因はオペレーションのコスト、つまり運用する人件費などが上がっているからであり、運用そのものを減らさないとコスト削減もビジネスの改革もできないという内容だ。
特にクラウドネイティブなシステムはモノシリック(一枚板)ではなく多くのマイクロサービスで成り立っているため、1つの要素だけでなく、関連する全ての要素に関してコスト削減する必要がある。つまり現在のシステムは過去のモノリシックなアプリに比べ、格段と難しくなっているというのがShuttleworth氏の問題提起だった。
かつてのモノリシックなシンプルなアプリケーションから3層構造のアプリケーションに移行し、さらにコンテナーベースに移行した現在、多くのモジュールに分割されたサブシステムを運用することが非常に難しくなってきたという。そしてGoogleやAWS、Netflixなどを例に挙げ、彼らのシステムが手作業で行われているのではなく自動化、そしてモデル化することで数千台のサーバやソフトウェアを管理しているのだという。
ユーザー部門が複雑なデータ加工・準備を1クリックで実行。IT部門がデータガバナンスを提供。分析結果は全社で見える化。BIソリューションの理想が、ここにあります。
多くの企業においてITに求められる役割が、「守り」のコスト削減から「攻め」のビジネス貢献へとシフトしつつある。その中でIBMが提唱する新たなビジョンEnterprise Hybrid ITとは?
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