新潟焼山 ことし冬から春に複数回の小規模噴火か

新潟焼山 ことし冬から春に複数回の小規模噴火か
先月、ごく小規模な噴火が確認された新潟県と長野県にまたがる新潟焼山について、火山噴火予知連絡会は、ことしの冬から春までにごく小規模な噴火が複数回発生していたとみられるとしたうえで、今後も山頂からおよそ1キロの範囲に影響を及ぼすような噴火が発生するおそれがあるとして注意を呼びかけています。
専門家などで作る火山噴火予知連絡会では14日の定例の会合で、先月ごく小規模な噴火が確認された新潟焼山の火山活動について検討しました。

それによりますと、新潟焼山では4月と5月に実施した上空からの観測で、山頂付近に火山灰が僅かに積もっていることが確認されたほか、上空から撮影した雪の断面の写真の解析から、火山灰が複数の層にわたって積もっていることが確認され、ことしの冬から春までの間に、ごく小規模な噴火が複数回発生したとみられることが報告されました。
新潟焼山では去年12月下旬から噴気の量が多くなり、ことし1月からは山が僅かに膨らむ地殻変動が継続しているほか、先月には地下の火山ガスなどの動きを示すとされる「低周波地震」が時々発生しています。
気象庁の噴火警戒レベルはレベル1ですが、地元の自治体は山頂から半径1キロの範囲の立ち入りを規制しています。
火山噴火予知連絡会の石原和弘副会長は記者会見で「新潟焼山では今後、火山活動が活発化する可能性は高いとみられる。すでに自治体が火口周辺の立ち入りを規制しているが、今後、山が膨らむ傾向がさらに続き、地震が増えるなど活動に変化が現れた場合は、警戒範囲を広げることが必要になる可能性もある」と話しています。