ギズモードジャパン

ワクワクもんだぁあ！

現在開催中のE3 2016にて、ゲームフリーク×任天堂×Niantic Labsの共同開発によるゲーム「Pokémon GO」の質疑応答イベントが実施され、その模様がニコニコ生放送で放映されました。同様の映像がすでにYouTubeでも全編公開されています。

イベントはフィールドテスター側のクエスチョンに、宮本茂さん、増田順一さん、石原恒和さんをはじめとする開発サイドが回答するという形式で進められました。その中で発表されたテンションビルドアップな情報をまとめましたので、ご覧ください。

Q：「Pokémon GO」開発のきっかけはなんでしょうか？

A：2013年（と言っていたけど2014年のこと？）のGoogleのエイプリルフールネタ「Pokémon Challenge」からはじまりました。そのアイディアはGoogle Mapチームのエンジニアだった野村達雄さんがしかけたものです。

Q：この作品を発表した時の反響はいかがでした？

A：フィールドテスターの募集をした時にすごい反響があったので、とても手応えを感じました。

Q：現在はカントー地方のポケモンしか出てきませんが、いずれ全てのポケモンが登場するのでしょうか？

A：いずれは全てのポケモンを捕まえられるようにする予定です。2016年はポケモン20周年ということもあって、まずは初代である赤・緑のポケモンを捕まえてもらいたいです。

Q：開発にあたってこだわったところはどこでしょうか？

A：「捕まえる」という部分にはとってもこだわっています。特にボールの飛び方は力や方向で異なり、今までのボタンを押して投げるというものとは違った体験になっています。ボールには収束する円のようなエフェクトがかかっており、円が中心になったときに当てると捕まえやすいです（Ingressのバスターのようなイメージ？）。

Q：音楽について

A：BGM、SEは全て増田さんが手がけています。本作は歩くゲームなので、BGMのテンポもやや速めにし、それに合わせてユーザーの歩く速度も上がるような感じに仕上げています（YouTubeの映像の30分付近からフィールドBGMがかかる）。この「外に出て冒険する」という部分は、Nianticの哲学にも通じるところがあります。

Q：ポケモンの育成・進化要素について

A：スマホならではの新しい仕組みによる強化や進化の仕方を作っています。

Q：ポケモンのトレード要素はあるのでしょうか？

A：トレード機能は、ユーザーが多くのポケモンをゲットしてから実装する予定です。まずは捕まえるところ楽しんでほしいです。また、大人数で楽しめるイベントもゆくゆくは実装する予定でいます。それまでは小さなグループを組んでジムを攻略してほしいです。

Q：連動ツール「Pokémon GO Plus」について

A：Pokémon GO Plusを所有していればスマホを見なくてもポケモンを捕まえられます。ポケモンを発見するとPokémon GO Plusが緑に光るのでボタンを押す。ゲットできると白に、上手くゲットできるとレインボーに、ゲットに失敗すると赤に点灯します。

Q：「Pokémon GO Plus」の発売時期、価格は決まっているのでしょうか？

A：7月の終わり頃までにはなんとかしたいです（と、宮本さん）。購入方法は店頭とスマホから直接（アプリ内からネット購入？）。価格は、34.99ドル（約3700円）の予定です。

Q：今後のゲームへのつながりは考えているのでしょうか？

A：2016年11月18日（金）に発売予定のシリーズ最新作「ポケットモンスター サン・ムーン」との関係性は持たせたいと思っているので、何かやってみたいとは考えています。

Q：任天堂でも位置情報に関わったコンテンツはいくつかありますが、宮本さんはこの取り組みをどうとらえているのでしょうか？

A：ゲームボーイアドバンスの頃からGPSを使って何かをやりたいとは思っていました。今回はNianticの技術のおかげで本作が実現して幸せです。「Pokémon GO Plus」とスマホという組み合わせを使って、まだまだいろんなことができると期待しています。

そしてイベントの最後は石原恒和さんが「宮本さんがGo Plusの発売日を言っちゃったから、それより先に出さなきゃならないね」と笑いながら仰っていました。リリース日への明確な言及はなかったにせよ、7月中という認識で、問題ない、はず！

また、増田さんの「位置情報ゲームなので、地球上のいたるところにポケモンがいる、旅先などでも捕まえてほしい」という発言に対して、ニコ生では「観光地にも影響でるかもね」、「ツアーが組まれるかも」、「任天堂本社前でしかとれないポケモンもいる!?」という、早くも妄想広がりんぐなコメントが飛び交っていました。

とにもかくにも、アプリは7月中に、連動デバイス「Pokémon GO Plus」は7月下旬頃にユーザーの手元にやってきます、くるでしょう。遅くなっても8月頭には来るでしょうし、夏休みには間に合わせてくるんじゃないかなと思います。となるとやはり7月内が濃厚か…ッ！

この夏は「OK！」を聞きながら、サイコソーダ（サイダー）片手に町を歩きまわるっきゃない！

source: YouTube1, 2, 3, ニコニコ動画

（ヤマダユウス型）